海外逃避先としてのフィリピン

Pocket

海外逃避と言えばフィリピン。フィリピンは海外逃避の代名詞となっています。何故か昔から皆何かあるとフィリピンを逃避行先に選びます。芸能人や暴力団員など、何か不祥事があると皆一様にフィリピンに逃げこみます。

そんな何かから逃げたい人の駆け込み寺的立ち位置を確立しているフィリピンですが、この国はアジアで唯一の英語を公用語としている国でもあったりします。その為最近では手軽に英語留学ができる国としても有名です。そんなフィリピンにある程度の期間、逃避するなら気になるのはビザ事情。

フィリピンはビザなしで30日までの滞在が可能です。しかし30日以上滞在したいと思ったらどうしたらいいのか?フィリピンは他の国と変わっていて毎月のようにイミグレーションへ行き、お金を払い延長手続きをするというシステムを取っています。

これが最長で3年まで可能と言うから驚きです。※2017年1月現在。制度は突然変わることあり。

ざっくりビザに係る費用支払合計

~1か月 無料

~2か月 3030ペソ(約6700円)

~3か月 7330ペソ(約16000円)

~6か月 14320ペソ(約31000円)

~1年   36760ペソ(約80000円)

※1ペソ=2.2円換算

毎月毎月イミグレーションに行くなんて面倒臭い。

もうフィリピンに骨を埋める覚悟がある、という人にお勧めなのは、

フィリピンで長期滞在するためのビザ、

特別永住権査証 (SRRV/ Special Resident Retiree’s Visa)です。このビザは何と35歳からの取得が可能です。その中でもスマイルプランが一番のお勧めになります。スマイルプランは、2万米ドル(約220万円)の供託金が必要となります。供託金とは、そのお金をフィリピンの銀行に入れておけ、ということです。ビザ取消まで引き出し不可になりますが、取消時に利子がついて返ってきます。まあ要するに2万米ドルを塩漬けにしろということです。

またそれ以外で年間360米ドル(約4万円)の手数料も必要になります。マレーシア1000万だったのと比べるとおよそ5分の1の負荷で済みます。また他のアジアの国が、50歳とか55歳からしか長期滞在ビザが取れないのに比べて、35歳から取れるというのも魅力の一つだと思います。しかも有効期限なしで就労も可能と。220万ほどの余剰資金があって、ネット収入などがある人ならば完全移住を考えるのならありだと思います。

フィリピンのデメリットとしては日本と同じ島国なので、他国への移動が飛行機(船もあるけど)に限られる、ということです。まあ今はLCCが飛んでいるので、東南アジアまで安い費用で移動はできるのですが、やはり陸路で移動するのと比べると飛行機は億劫です。

そんなフィリピンに移住するのならばやはりセブなどのリゾート地がベターです。マニラなどの都市部に比べると不便なことも多いですが、何よりも治安が安定しています。そんなマニラは一時期に比べれば治安はかなり良くはなったとはいえ、未だに東南アジア最恐の都市の座は死守し続けています。刺激的な毎日を送りたい人。ギリギリで生きていたい人向けかもしれません。

これからの時代もしもの時の為に日本以外の国の永住権を持っておくことは、人生に余裕と豊かさを与えてくれるかもしれません。選択肢の一つとして、そんな生き方もあるのだと知っておいても面白いかもしれません。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする