海外逃避先としての台湾

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台湾という選択肢

台湾と言えば何と言っても、世界一の親日国言い過ぎを恐れずに言えば、日本人よりも日本を愛してくれる国。この国ならば住んでいても嫌な思いをすることはほとんどありません。また日本からほど近く、気軽に逃避できるのでお勧めの国です。

そんな台湾ですが、日本人はノービザで90日間滞在することができます。90日以上の滞在を希望する場合、180日間滞在可能な長期滞在ビザを取得する、という選択肢がありますが、これはあまり現実的ではありません。長期滞在ビザを取得する条件は、

・55歳以上の退職者で年金受給者(この時点で日本人には無理があります)

・5万ドル相当の財力の証明

・180日間の海外旅行保険

が必要になります。これだけ面倒臭い条件を揃えても180日間の滞在しかできないのならば、ノービザで90日間滞在した後に一度台湾国外に出国して、また戻ってきてノービザで90日間滞在した方が簡単です。

と言うわけで台湾は完全に腰を落ち着ける拠点として選択するのではなく、90日以内の一時的な滞在をする逃避先、別荘ならぬ別国として利用した方が良いです。

そんな台湾ですが、物価は総じて日本より安いです。住居に関する価値観や趣味嗜好は人それぞれなので何とも言えません。しかし日本のワンルームタイプの部屋で十分だ、ということであれば台北市内であっても月3万円ほどで借りることができます。

食事に関しては言わずもがなだと思いますが(特に愛知県民は)、日本人にとってなじみの深い台湾料理が安い値段で大盛りで出てくるので台湾で食事に困ることはありません。どうしても本場の八角が受け付けない、日本食が食べたい、という人にも台湾には、大戸屋、一風堂、ココ壱番屋、などの多くの日本食屋が出店をしているので問題ありません。

台湾は日本よりも物価が安いと言っても実際に住んだ経験上、日本>台湾>マレーシア>タイ=カンボジア>フィリピン と言った感じになります。これは個人的な主観で、生活費全般に係る物価の順位を付けたものになります。できるだけ生活費を安く抑えて、可処分所得を大きくして暮らすのならば、やはり台湾は移住先と言うよりは重要拠点の一つ、として考える方が良いと思います。

日本は相手を映す鏡の国と言われています。そんな国で生まれた私達日本人はやはり鏡の国民性を持ちます。普段大人しくニコニコ笑っているだけで感情を表に出さないから分からない、そう外国人は思うかもしれません。しかし私達はその実しっかりと相手の態度を自らの心に映しています。相手が言われなき悪意を向けるのであればこちらもそれなりの対応で。しかし相手が好意を示してくれるのならばこちらもそれに応えます。

親日的で親切な台湾で幸せな気分で生活することができれば、それを映す私たちも自然と思いやりを持った気持ちで生活ができます。それは私たち日本人にとっても心穏やかな時間となります。それだけでも台湾に移り住むことを考えても良いくらいだと思います。

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