海外移住日記第162話 チョンブリで勃発する日中経済戦争

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また、この時期くらいから何故かシラチャにファラン(西洋人)も目に見えて増えてきていました・・・・・なぜ日本人の町であるシラチャにファランが?西洋料理屋一つないのに?西洋人が好きなバービアもないのに?そう不思議に思いましたが、大方騒がしいパタヤから逃げてきたファラン達なのではないかと思います。そのせいか老夫婦が多いように思います。

まあ、パタヤに比べれば、シラチャはより安全で静か(中国・韓国人のせいで昔に比べて騒がしくなったけど)な田舎町。バンコクやパタヤほど多くを望まなければ、ひとまず最低限必要なものは何でも手に入るくらいのスモールシティ。まあ、多くを望まず余生をのんびり暮らすにはちょうどよいのかもしれません。

また余談の余談になりますが、シラチャにセントラルがやってきます(2019年時点)。これまでは噂程度の話だったのですが、どうやら本当のようです。タイのデパート王と呼ばれるセントラルグループ。日本で言えば伊勢丹みたいな存在でしょうか?田舎の小都市に伊勢丹がやってきた!という感じです。

現在のシラチャはロビンソンを中心に町が構成され、発展しています。しかし、セントラルができるとその中心地が変わるとも言われています。つまり建設予定地であるサミティベート病院付近の再開発が新しく進み、栄えてくるのではないか?とそんな話がパタヤにまで流れてきます。


さらに東部回廊計画(EEC)の発表。この計画について現在日本と中国が激しくつばぜり合いを繰り広げています。これはバンコクのドンムアン空港、スワンナプーム空港からパタヤのウタパオ空港を高速鉄道でつなく計画になります。そして、その駅の一つにシラチャ駅が含まれています。

この大計画により現在1日1便(!)しかない列車のスケジュールが大きく改良されるのではないかと言われています。タイ、特にチョンブリ県であるチョンブリ-レムチャバンには、複数の巨大な工業団地(アマタナコン、アマタシティー、ピントン、レムチャバンなどなど)があり、日本の巨大企業が軒並み進出しひしめいています。

ここはまさに日本の裏庭。シラチャはそんな日本企業で働く日本人が住まう町として発展しました。日本人的には、それを今更後乗りで中国人に渡してなるものか、という心境?でしょう。シラチャにおける昨今の中国人の増加。このことが、そんな国家間の勢力争いの縮図が現在のシラチャでも起きているのかと思うと時代も変わったなーと思わされます。