海外移住日記第169話 ぼろぼろの自転車からようやく卒業

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ちなみに退去が決まってまず第一に思ったことそれは、これでやっとあのボロ自転車ともおさらばできる、でした。これが意外に嬉しかった。実は私が通勤で使用していた件の自転車、もう寿命が近づきつつありました。リアルな寿命。いつ走っている途中にバラバラになってもおかしくない状態でした。

その証拠に、自宅の駐車場に自転車のものと思われる部品がたまに落ちていたり、走っている途中に部品とおぼしきものが落ちたりなんてこともありました。考えるのが面倒だったので気が付かないふりをしていましたが・・・人から無料でもらったものなので、文句をつける立場にはないは分かっています。しかし、もらった時からひどい状態でした。

そんな自転車を1年間使っていた間にかかった費用。タイヤのパンクを修理すること10回以上(1回20バーツ)、タイヤのチューブを交換すること2回(前後輪共各90バーツ)。ギヤやチェーンが錆びてきしみがひどいので買った油(20バーツ)、塗装が剥げていたので買ったスプレー50バーツ。計450バーツほどかかっています。

だったらそもそも新しい自転車買えよ、となるのですが、上記の自転車も別に使えないことはない。一応使おうと思えば使えるわけです。これがまた悩みどころ。捨てるほどじゃない。しかもタイの物価、特に付加価値の高いものはすでに日本と同じかもしくはそれ以上の物価となっています。これは自転車も全く同じ状況。

また、日本のように中古品やセカンドハンド市場がまったく育っておらず、日本のように、外国人から見ればほぼ新品に見える中古品、などはほぼ存在しません。また、ヤフオクやメルカリなどのような個人売買サイト(ひょっとしたらあるかもしれませんが、私が知らないだけか?外国人は利用できないのか?)見たことありません。選択肢は、新品かボロボロの中古品かのどちらかになります。

そんなわけでタイで自転車を新たに買おうと思うと、ママチャリが2000バーツ(約7000円)くらいします。日本より高い。さらにこれがちょっと小洒落た自転車であればそれ以上となります。それでは中古自転車はというと、本当ボロボロのものが大して変わらない金額で売られています(1500バーツとか)。それなら新品のほうが良いわとなるわけです。

そんなこともあり、ボロボロながらまだ乗れる、という理由で件の自転車を使っていました。しかし、シラチャにも私が知るだけでも2,3人ホームレスがいましたが、ホームレスが乗っている自転車よりも私が使っている自転車のほうが正直ボロかったです。とてもじゃありませんが、知り合いや女の子に見せられる代物じゃありませんでした。そして、今回のタウンハウスからの引っ越しによりこの自転車からようやく解放されることになりました。