灼熱のタイでビールとハイボール

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タイの飲酒事情。

日本の暑い夏。汗だくでカラカラになった状態で飲み干すビールの美味しさ。タイではそんな至福の時を1年中味わうことができます。コップに注いだりせずにビール瓶をそのままラッパ飲みでいきましょう。

そんなタイでは、シンハー、リオ、チャーン、が一般的なタイビールとなります。タイに旅行に行けばこれらのうちのどれかのお世話になります。またハイネケンも売られていますがタイビールに比べると高いです。日本食屋に行けば日本のビールが置いてあることもあり、それを売りにしているお店もあります。

有名ですがタイのビールには氷を入れることがデフォルトです。これは諸説ありますが、一つはタイのビールは、日本のビールに比べるとアルコール度数が高いためという説。もう一つは、暑いタイではすぐにビールがぬるくなるので、ずっと冷えたままにしておくためという説があります。

ビールは630㎖のビールが55B(約160円)くらいからになります。基本的にコンビニで買ってもスーパーで買っても値段は変わりません。ウイスキーは1本200Bくらいからあります。ウイスキーだと思って飲んでいたら、出されていたのがラムだった、なんてことはタイではよくあるので気にしたら負けです。

注意しなければいけないのはタイでは日本のように24時間好きな時にお酒が買えるというわけではなく、購入できる時間が決まっていることです。通常は11時から14時17時から24時までの間が販売許可時間になります。

ビールはタイ料理屋で飲むと良心的なところだと60B(約180円)くらい、とほぼ店で買うのと同じくらいの金額で提供しているところもあります。が、大体のところで90B~100B(約300円)をみておけば間違いありません。そして氷がバケツ一杯20B~(約60円~)からになります。

タイ料理屋でウイスキーを頼み何も言わずにいるとチェイサーとして、何故か、氷、水、コーラ、ソーダのお決まりの4点セットを持ってきて、コップに、氷、ウイスキー、コーラ、ソーダ、水、の順番に入れていきます。

日本人からすると、ちょっと待て!なぜ全部入れるのだ!となりますが、タイではこれがデフォルトなのでわざとやっているわけではありません。何故そんなことをやるのだ?そうタイ人に聞いたことがありますが、ソーダの炭酸のシュワシュワ具合を弱めるためだ、と言っていました。コーラもシュワシュワ、ソーダもシュワシュワだと炭酸がきつい、とか何とか言っていましたが、あくまでその友達の個人的意見になるので、本当かどうかはわかりません。

チェイサーは大体1本20B~(約60円~)ずつ、しかも大体2本ずつ持ってくるので、コーラ割りの場合はコーラのみ、水割りの場合は水のみ、ハイボールの場合はソーダのみ、と言わないといけません。はっきりと、いらない、と言わないと全部の栓を抜いていくので、全部支払うことになるので注意が必要です。少しこじゃれたところで飲むとビール1本150~(約450円~)となり、日本で飲むのと大して変わらない金額になります。

ワイン好きな人に向けて。タイはまだまだワイン発展途上国になります。というより年中暑いタイではワインは保管保存提供が難しく、てっとり早いビールやハイボールの方が好まれるのかもしれません。しかし最近ではワイン専門店もちらほらとでき始めています。

ただ総じてビールやウイスキーよりも値段設定が高く、ワインを楽しむというよりは、ワインを飲んでいる雰囲気を楽しむ、という印象です。日本でもかつてそんな時期があったので、今後タイでもワインが市民権を得ることがあるのかもしれません。