タイのチェンマイにて。そういえばこの彼女との大喧嘩をした頃、私は長く住んでいたゲストハウスを出て、アパートを借りることにしました。アパートの場所は、チェンマイ旧市街の南東のお堀近くからほど近い場所にありました。そこは当時、私が通っていたマッサージ学校に行く途中にあり、彼女としても便利な立地でした。
ちなみに私が当時、泊まっていたゲストハウスは知る人ぞ知る、パラダイスゲストハウス。日本人だけでなく、審美眼？宿泊眼に厳しいイスラエル人も御用達のゲストハウスでした。おそらく当時のチェンマイでパラダイスゲストハウスを超えるコストパフォーマンスのゲストハウスはないかと思います。
そんなパラダイスゲストハウスの部屋は、トイレとホットシャワー付きでクイーンサイズのベッド付きで約8畳ほどでした。部屋代は一泊150BAHTでしたが、月借りすると3,000BAHTまで下がりました。私はそこにおよそ半年は住んでいました。ここには彼女と付き合い始める前から住んでいました。
正直、引っ越すのは名残惜しい。長く住んでいたこともあり、全従業員とも顔見知りになっていました。角部屋の居心地の良い部屋を優遇してくれたりとサービスも充実していました。そして何より色々な（特に女性との）思い出があります。私が退去する旨を伝えた時は、マネージャーが飛び出てきて、何か嫌なことがあったのか？と心配してくれたほどでした。
ちなみに新しいアパートは新築物件で部屋は10畳ほどの広さでしたが、月1,500BAHTと家賃は格安でした。電気代水道代を入れても2,000BAHTほどということもあり、長くお世話になったパラダイスゲストハウスからの引っ越しを決意しました。
しかし、このアパートは基本タイ人のみが借りられる物件。そのため彼女が保証人となっていました。まあそのような経緯があり、必然的に彼女に合カギを渡すことになってしまいました。まあ、それは別に良かったんですけどね。でも浮気未遂の件もあり、どこか釈然としない思いがあるのも確かでした。
ちなみに一度、深夜に友人が部屋に尋ねてきたことがありました。それは良いんですが、彼らは私が下に降りるのを待たず閉じられた門をよじ登って入ってきました。そのことでオーナーから深夜に彼女にクレームの電話がきたようで、後日彼女から怒られたことがあります。