今更ですが海外を放浪して行き着いた人生観

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私事ですが、私は学生時代バックパッカーとして海外を一人放浪していたことがあります。それは若かりし頃、10~20代の人生で一番バカだった頃。自分の人生とは何かを求めて世界各地を放浪していました。

当時の私は愚かにも海外を放浪すれば人生観や世界観が変わると思っていました。国境を陸路で越え、チベットに向かい、インドで汚いガンジス川に入り。挙句の果てにモロッコのサハラ砂漠に入って行ったこともあります。360℃周囲を砂に囲まれれば、俗念が消え去り、生きる意味みたいなものが分かるはず、そう思っていました。

その時の精神状態は今から考えると黒歴史です。完全に中2病です。もちろん海外放浪したくらいで人生観なんて変わるわけありませんでした。たかがインドのガンジス川やモロッコのサハラ砂漠に行ったくらいで、ころっと変わる人生観なんてどんな薄い人生なんだよと思います。

ただ海外を放浪したこと自体は貴重な体験だったと思います。そしてその時に過ごした時間を後悔はしていません。まあ結局、生きるとは何か?については皆目わからなかったわけですが、それでも分かったことはあります。それは、海外に行く、ということは、今の時代大したことじゃないということです。

昔のように、海外に行く=永遠の別れ、みたいな大げさなことじゃない。海外を一人で放浪することなんて一歩踏み出すだけで誰だってできるということ。そして、一人の人生=一つの国、そんな時代はもう古いんじゃないかということ。日本だけでしか暮らしたことがないなんてもったいない。

日本をちょっと脱出してみて、海外に移住し、そこで普通に生きてみる。海外に行く、海外で生活することは、未知なる体験とか挑戦、そんな大層なものではなくてもっと普通なこと。今は海外に行くことは、大阪から東京に行く、くらい普通なことなんであって、そこで新しい人生やり直すことができる時代にもうなっています。

ちなみに私は、己の人生や自由を求めて試行錯誤した結果、勤勉なる労働者たる人生を踏み外すことに決めました。そして私は自由への道を開き、日本で頑張ることをやめて、海外で頑張らずに生きることを選びました。

何を言いたいのか自分でもわからなくなってきましたが、とりあえず皆今の人生がつらければ、さくっと海外に逃げてきなよってことです。簡単なことだから。逃げこめる場所なんて世界中にいくらでもあります。そう。新しい人生をやり直すことは意外と簡単にできます。