中東旅行記2 エジプトから北上することにする

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今から20年近く前。私がまだ大学生だったころ。私が淡い恋心を寄せる女性、Mさんのシリア赴任が決まりました。そして、その直後、私は彼女に会いにいくべく中東旅行を計画しました。Mさんに会いに行くためだけにシリアまで行く。それって何かバカバカしくて逆に面白いかも?そう、ずっとテンションは上がりっぱなしでした。

でも・・・どうせシリアまで行くのなら、いっそのこと中東全体見て回ってみるのも一つの手だな・・・その過程でMさんに会いに行く。そのほうが面白いかもしれない・・・そう思い、調べてみると中東には魅力的な場所があるわあるわ。エジプトのピラミッドくらしか知らなかった私には軽い衝撃でした。

ちなみにそんな当時の中東旅行には大きく分けて2通りのルートがありました。それはシンプルに、上から下るか、下から上がるか、の2つ。つまり、トルコから、レバノン、シリア、ヨルダン(イスラエル)、エジプト、と下るか。それとも、エジプトから、ヨルダン(イスラエル)、シリア、レバノン、と上がるか、でした。私は後者を選ぶことにしました。

その数日後、早速チケットを手に入れました。ちなみに私が手にしたのは、マレーシア航空のクアラルンプール経由、エジプトのカイロIN、レバノンのベイルートOUTの6ヶ月のオープンチケットでした。確か6万くらいだったと思います。時は今から20年前。私がバックパッカーを全力でしていた時の話です。

さて時間は一気に進んで大学の夏休み。待ちに待った海外放浪時間です。準備はばっちり。えー、今度は中東?そう、心配する母親に見送られながら名古屋を旅立ちました。マレーシアのクアラルンプールを経由して、目的地であるエジプトのカイロに到着したのは朝の6時ころでした。

特にトラブルなく税関を抜けて市内へと向かいます。しかし、たまたまなのか、空港職員が気を利かせて?そうしたのかは分かりませんが、カイロ市内に向かうバスの車内は日本人だらけでした。うーん、ちょっと興が削がれる。まあ、仕方がありません。

こうして好きな人に会うために企画された中東旅行がスタートしました。

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