中東旅行記10 世界的沈没地ダハブに到着

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さて、アスワンからカイロへ戻り、2泊したのち、私はヨルダン方面に行くため、カイロを発ち、まずはその途中にあるダハブへ向かうことにしました。そこから船でヨルダンへ入国となります。ちなみにそのダハブ行きのバスの中で同じく一人旅をしている一つ年下の日本人旅行者T君と出会い、バスの席も隣同士になりました。

当時のガイドブックには、カイロからダハブまで5、6時間とありましたが、実際にはたっぷり10時間ほどかかり、ダハブに到着したのは夜の23時前でした。10時間隣同士だった日本人Tとは当然のように仲良くなり、当たり前のように部屋をシェアすることになりました。

さてダハブですが、そこはエジプト屈指のリゾート地となります。目の前に広がる紅海のまるで嘘みたいに青い海が楽しめる絶景の地でした。また、近くには聖書に出てくる聖なる山、シナイ山、がありました。モーゼが十戒を受け取った山、そういえば分かるかもしれません。

ひたすらに青い海とシナイ山に挟まれた場所にあるため、世界中からダハブへと観光客が訪れていました。そんなダハブは今から20年近く前は、世界的にも有名な観光地でもあり、沈没スポットでもありました。ネパールのポカラやパキスタンのフンザと比肩していたかもしれません。当時、ダハブにいた世界中の旅行者はみな思い思いに沈没していました。

あのダハブは今はどうなっているのでしょう?おそらく超観光地化されているのではないでしょうか?カオサン通りのように・・・それはそれで仕方がないのかもしれまえせんが、でも私は当時のあの、人をダメ人間にするのんびりとした感じ、が大好きでした。

ダハブに到着したその日は夜も遅いということもあり、適当に宿を決めることになりました。しかし、それが大失敗。その宿がかなりひどかったこともあり、翌日、朝早く起きて友人と一緒に新しい宿探しをしに行くことにしました。

翌日、ビーチにより近い石造りの真っ白なゲストハウスを発見。金額も昨夜泊まったホテルと変わりません。こちらのほうが断然いい。ということでその場で即決。お金を払って部屋を抑えました。その足で昨夜のホテルに戻りチェックアウト。こうしてダハブでの沈没ホテルを確保することができました。

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