海外移住日記第17話 フィリピン航空のCAさんはセクシー

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フィリピン経由でタイに向かう

ちなみに今回のタイへの往路。時間には比較的余裕があったのであまり深く考えずに一番安いという理由でフィリピン航空に乗ることにしました。当初は海外に出るのは7年ぶり。そのため直行便にしようかとも思っていました。しかし、久しぶりの海外、久しぶりのタイ、何故かテンションが上がるどころか、出発が近くなればなるほど逆に下がってしまいました。

当時の心境は、何かトラブルがあって本来の目的地のタイに辿り着けなくてもそれはそれで良いかと考えるところまで落ちていました。フィリピンで乗り継ぎに失敗したらもうタイじゃなくてフィリピンでいいかと。ここまでテンションが下がってしまった一つの要因は日本を出るのが久しぶり過ぎて尻込みんでしまったこと。また日本で働くことを辞めるという人生の大きな決断をしたことでナーバスになってしまったことが考えられます。

また、それ以外にも私が日本を出るほんの少し前。タイのチェンマイで2年間JICAの仕事をしていた友達が日本に戻ってきたので再会したことも影響しました。彼曰く、今アジアは凄い勢いで発展している。東京以上だ。そう言った言葉を聞いて昔のようなワクワク感が薄れてしまったこともありました。

今からタイに行っても、今思っているような新生活が送れないのではないか?そう不安と葛藤はありましたが、なんとか出発当日無事に飛行機に乗り込み、一路フィリピンを目指しました。実はこれが初めてのフィリピン上陸。フィリピンに到着した第一印象は、何がアジアは凄い発展しているだ。嘘をつけ。でした

フィリピンのマニラには数時間のトランジット滞在だけでしたが(逆に)すごかったです。10数年前のバックパッカーの気分を一気に思い出しました。それは空港内。まずそもそものトランジットがいい加減もいい加減。税関事務をやってる職員の後ろを短パンサンダルのおっさんの誘導の元通り抜け、何か職員専用ドアみたいなドアから出発フロアに辿りつきました。

そしてその時だけかもしれませんが空港内エアコンなしで激暑。また空港内には鳥が縦横無尽に我が物顔で飛び回っていました。昔ネパールに行くときに必ず立ち寄っていたバングラディッシュダッカの空港を思い出しました。大きさは全然大きいですが。そして当たり前というか様式美のように搭乗案内の時間はグチャグチャでした。

搭乗ゲートで待っているとさっきまであったバンコクの文字が突然消え、違う行先が表示されたことで搭乗ゲート入口で軽いパニック騒ぎが起きました。なぜ表示が消えた。バンコク行のゲートはここでいいの?次から次へと皆が皆同じ質問を職員にぶつけていました。職員曰く、ここで間違いない。すると旅行者は、じゃあなんで表示が消えたんだ。

そんな押し問答がひたすら繰り返されていたので、これはバンコク行の飛行機はいつ出るか分からんな。そう思ってのんびりと待っていたら何故かチケットに記載されている搭乗時刻10分前に突然表示が切り替わり時間通りに搭乗スタート。一体何が何やら分からないまま飛行機に乗り込みました。

飛行機内でもなぜか椅子のリクライニングが倒れなかったり3時間くらいのフライトなのにやけに皆がトイレに行ったり、やたら子供が多くて泣き叫び放題だったりしましたが何故かバンコクには予定時刻の30分前に到着しました。その時に思いました。アジアはまだアジアだなと。そしてフィリピン航空はCAさんがセクシーで結構よかったなと思いました。