海外移住日記第24話 ブラック企業の邪魔をはねのけてシンガポールへ

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再び私の邪魔をする前職のブラック企業

タイで就職活動をした結果、奇しくも異国の地にて大企業への就職が決定しました。しかし、ここで問題が一つありました。それはタイで就職するためには、英文の卒業証明書 と 英文の在籍証明書 の提出が必要になるということです。しかし、私の前職は超ブラック企業。そんなものを出してくれるとは思えません。こうして日本で私を苦しめたブラック不動産会社が再び私の目の前に立ちはだかることになります。

調べてみると在籍証明書を発行するのは義務ではなく努力らしく、退職書類と違い法的な拘束力はないらしいことが分かりました。転職会社にも前職のブラックぶりは説明しており、何とか他の方法はないか、と相談しましましたが、日本に連絡して発行してもらって下さい、と言われました。あの会社が発行してくれるわけないのになー、と思いましたが、考えていても仕方がないのでダメ元で連絡してみることにしました。

すると答えは予想通り、そんなもん出せるか、と一蹴されました。さらに、俺を裏切ってよくそんなこと言えたもんだな、と予想を裏切らないリアクションまでしてくれました。これでは埒が明かない。タイでの就職は無理かもしれない、そう諦めかけたころネットで一つの情報を入手しました。

それは前職が在職証明書を発行しない場合(前職がブラック企業であるとか、そもそも倒産している場合など)、前職での在籍期間や職務内容を英文にしたものを自分で作成し、在タイ日本大使館に持って行けば正式な文書として認証してもらえることが分かりました・・・というか、そんな方法があることをなぜ転職会社は知らないのだ。私からその話を聞いて驚いている場合じゃないだろう。知識不足にもほどがある。

そう思いましたが、まあ結果オーライ。問題はこれが本当に提出書類として使用できるかどうかでした。そうして何とか全ての書類を用意することが出来たので、会社の人事担当のタイ人スタッフに渡したところ数日後連絡が入りました。準備が出来たのでビザを取りにシンガポールに行ってもらいます、とのことでした。どうやら提出した書類が申請書類としてきちんと受理されたらしかったのでほっとしました。

ご都合はどうですか?

>いつでもいいです。

分かりました。それではチケットが手配できたらまた連絡します。

そして数日後、会社のスタッフから再び連絡が入りました。

今週末シンガポールに飛んでもらいます。

こうしてとんとん拍子にシンガポールまでノンBビザを取りにいくことが決まりました。