タイで歯医者に行った時の話

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タイで歯医者に行ってきました。

あるひ突然気が付きましたた。歯が痛い。初めは気のせいだと思っていました。というよりそう思うようにしていました。しかしやっぱり痛い。これは気のせいじゃない。でも歯が痛いと思いたくない。思ったらそこで負けのような気がしました。

ということでこれは歯が痛いんじゃなくて知覚過敏だと思うようにしました。俺は歯が痛いんじゃない沁みているだけだと。しかしそんな私の儚い願いはもろくも崩されました。ついに常温の水を飲んでも歯が痛いという状況になってしまいました。

これはダメだ。もう限界だ。あきらめよう。そして認めよう。私は歯が痛いと。しかしここは日本じゃなくてタイのパタヤ。日本のように保険適用で治療ができるわけじゃありません。また運が悪いことにその時タイの保険に入っていませんでした。

クレジットカードの付帯保険もすでに切れていました。それは歯が痛い云々自体よりもそれはそれで問題だったと思いますが、とにかくこの歯の痛みを実費で治療しなければいけませんでした。という訳でグーグル先生の力を借りて情報収集をすることにしました。先人たちの情報によってだいたいの相場が見えてきました。

ただ問題は今の自分の状況をタイの歯医者に伝えることができるか否か。いや仮に伝えることが出来たとしても問題は相手の言っていることが理解できるかどうかでした。これが買い物やレストランに行くのなら別にいい。相手の言っていることが100%わかっていなくても大した問題ではありません。しかしこれが病院となると話は別になってきます。

あとシンプルにローカルのタイの歯医者は怖かった。タイを下に見るつもりもないし、偏見もありませんがやはり怖いものは怖い。技術云々の話もですがそれ以前に衛生的な問題とか。体の一部をいじくられるのに相手が言っていることが分からないのはやはり怖い。

ということでやはり日本語が通じる、もしくは通訳がいる病院に行くことにしました。たまたまパタヤから北に30㎞ほど行ったところにあるシラチャに行く用事があったためそこにあるパヤタイ病院という病院に行き、話を聞くことにしてみました。

1階のフロントで英語とタイ語で歯が痛い旨を説明すると、3階に行け、と言われました。言われた通り3階に行き、歯医者に向かい歯が痛い旨を説明しました。すると予約はしているかと聞かれたので、ないと答えました。ちょっと待っていろと言われ、10数分。名前を呼ばれ診察室に入ると女医と男の人が待っていました。

男の人は日本人で通訳の人のようでした。その人の案内で横になるよう指示され、女医に歯を見てもらいました。診察が終わると女医から、両下の歯のかぶせ物が取れています。これが沁みています。正直心当たりはばっちりありました。それはタイに向かう数か月前のこと。ほぼ同時期に両方の歯のかぶせものが取れていました。しかし当時取れたところで何も生活に支障を来さなかったため、忘れてそのままにしていたのでした。

やっぱりあれか。こんなことならタイに来る前に歯の治療しておけばよかった。そう思いましたが、時は既に大分遅し。先生からは、かぶせ物の治療は今すぐにできますよ、とのことでした。予定では状況把握をするつもりだけだったのですが、乗り掛かった舟だと思いそのまま治療を受けることにしました。

しっかしよくよく考えてみると歯医者に来るのは中学生ぶりな気がしました。ひょっとしたら高校の時に行ったかもしれませんが全く記憶にありません。どちらにしても少なくても20年以上は経っていると思います。そんな四半世紀ぶりくらいの歯医者は地獄でした。

かぶせものをかぶせるためにちょっと歯を削りますけど、麻酔を打つと口の中が麻痺して今日明日ご飯食べられないから麻酔なしで行きますねー、

とさらっと言われこちらも大和の漢のため痛いの嫌だから麻酔かけて、とも言えず結局水飲んでも沁みる歯をドリルで削られる地獄を味わいました。そんな永遠とも思える地獄の時間も実際は20分ほどだったでしょうか。無事に、もともと大した治療じゃありませんが、終わりました。

初診料に治療費などを合わせて3000B(およそ9000円)を支払い帰宅となりました。もう絶対に行きたくない。これからは今まで以上に歯を大事にしようと思いました。そしてきちんと、麻酔をかけて欲しい、と言える勇気も必要だと思いました。

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