海外移住日記第27話 シンガポールを満喫する

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シンガポールで食べた水餃子超美味しい

その日の夜、会社から不足分だった資料がメールに添付されて届きました。早速プリントアウトして次の日の申請に備えることになりました。翌金曜の朝、昨日同様朝一に大使館に並び今度は無事に申請することができました。パスポート受け取りは月曜日の午後。これでやることは全て終わりました。

逆に言うと金曜の午前から月曜の午後までやることが何もなくなってしまいました。シンガポールでの滞在が思わぬ形で3日伸びたのはまあそれは良いこと。しかし私は2泊3日のつもりで来ていました。しかもそのうちの1泊は、夜にシンガポールに着いてすぐ寝る程度の予定でした。

つまり想定では実質1泊2日くらいのつもりで来ていました。そのため服もほとんど持ってきていませんでした。かと言って物価の高いシンガポールで新たに服を買い揃えるなんて真っ平ゴメン。仕方がないので久しぶりに、部屋の洗面台に水をためて洗濯をする、というバックパッカー以来の行動をすることになりました。服を洗剤じゃなくて、石鹸で洗うのも久しぶりでした。

またそもそもシンガポールでの生活にも困ってしまいました。滞在が短いので特に観光することも考えていませんでした。かと言って延びた3日間をホテルの部屋で過ごすのはもったいない。というわけで気持ちを切り替えてシンガポール観光をすることにしました。と言っても情報が全くないのでネットカフェで急遽情報収集。

そんなシンガポールで有名と言われているのは、サルタンモスク、リトルインディア、アラブロード、マーライオン、マーライオンパークから見える有名なホテルのマリーナベイサンズ。そして夜にはクラークキー、などなど。シンガポールなぞこんな機会でもないと二度と来ないかもしれない。観光客気分で楽しむことにしました。

また肝心の食事ですが、正直シンガポールで食事には困ることはありませんでした。ホテルが中華街にあったというのも功を奏しました。中華街にはホーカーズと呼ばれるフードコートがそこらじゅうにありました。尚、ホーカーズとは、かつては屋台がそこらじゅうにあったのものを衛生的・景観的・交通的な理由などで一部に固めたもの。しかし、これが圧巻でした。タイのスーパーやデパートなどあるフードコートの数倍から数十倍の広さ。

そんなシンガポールのホーカーズには、シンガポール料理、中華料理、日本料理、インド料理、西洋料理など何でもありました。嬉しかったのはビールの販売もしていたこと。朝から観光して疲れて中華街に戻ってきて、夕暮れからホーカーズでビールを飲んで飲んだくれる、というのが、シンガポールでの私の日々でした。

ちなみにシンガポールのホーカーズで水餃子の美味しさにすっかりはまり、それ以降タイに戻ってきてからも自分で水餃子を作るほどでした。そんなこんなでシンガポールの時間は過ぎていきました。そしてビザを受け取る緊張の月曜日・・・私の杞憂はどこへやら何の問題もなくパスポートを受け取ることができました。そうして予定通り、その日の夜の便でバンコクへの帰路に着くことができました。