チェンマイで出会った美しいブロンズ肌の黒人ハーフの女の子2

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当時、私には学校に仲が良く毎日学校終わりに遊んでいるメンバーがいました。日本人の女の子2人、スウェーデン人の不良外人、スペイン人の女の子、フランス人の男、に自分を加えた6人でした。ここにたまにトルコ人やアメリカ人も加わったりしていましたが、大体このメンバーで学校終わりにいつも行動を共にして遊んでいました。そしてそのメンバーにこの黒人ハーフのタイ人の女の子が加わりました。

まあ、加わった、というよりも私の彼女への好意に気づいたスウェーデン人の悪友が、彼女を引き入れてくれました。何ていい奴なんだ、そう思いましたが、彼から、俺が彼女との間をサポートするからその代わりに日本人の女の子との仲を取り持ってくれ、と交換条件を出されました。共闘状態になったことは今でもいい思い出です。

そんな悪友からのヘルプもあり、朝から夕方までは学校で、学校が終わってからは外で皆で、と彼女と一緒に過ごす時間が増えていきました。友人のサポート?の甲斐があったのか、こちらの好意がきちんと伝わったのか、なかなか良い雰囲気になっていたと思います。

そんなある日。彼女と学校終わりにマッサージの練習をすることになりました。私は他の友人達と皆でやるのかと思っていたのですが、何故か彼女と二人でやることになりました。後から知ったのですが、友人達が気を利かせてくれていたようでした。そう。マッサージの練習という名目で2人きりにしてくれていたのでした。

狭い室内で若い二人の男女が体をお互いに触り合う。普通ならそれは変な空気にもなると思います。しかも周りのお膳立てもあり、良い雰囲気になっている二人が・・・おそらく二人でマッサージの復習をする、となった段階で彼女はある程度気持ちを固めていてくれたのだと思います(今から思えば多分)。

しかし、問題は、私が当時結構マッサージにストイックだったということでした。その時の私の頭の中には本当に、マッサージの復習+彼女にマッサージを教える、それしかありませんでした。そしてその日。私は本当に彼女とマッサージの練習を2時間ほどみっちり行いました。マッサージの話以外しませんでした。

そしてマッサージの練習をするだけして彼女との時間は終わりました。彼女を送る途中、軽くご飯を食べましたがそれもデートとはほど遠いもの。食事後、別れ際の彼女の複雑そうな顔は今でも思い出します。この私が犯した過ちを気付かせてくれたのは、スウェーデン人の悪友でした。その夜、彼との会話。

どうだった?

>何が?

いや今日学校帰り部屋で2人で過ごしたんだろ?

>マッサージの練習しただけですけど・・・

は?マッサージだけ?何もしてないの?

>だからマッサージの練習をした。

お前バカじゃないの。

散々バカにされた後、彼から、それは女の子に恥をかかす行為だ、とまで言われました。彼女は彼女で覚悟をして行ったはずだ。女に恥をかかすとは何事だ。本当かよ?とも思いましたが、確かにあの去り際の彼女の複雑そうな表情は気になっていました。そうか・・・あの表情はそういう意味だったのか・・・私はなんともったいない、いや、申し訳ないことをしたのだと大いに後悔と反省をしました。