日本のパスポートの破壊力は世界トップクラス?

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日本がビザなしで行ける国。

海外を旅行するのに必要なものが3つあります。

パソコン(タブレット、スマホ)、クレジットカード、そしてパスポート。

この3つは必須となります。というかこの3つさえあれば、後は現地で何とかなります。(まあ厳密に言えばパソコン系も現地で何とかなりますが)そんな必需品のパスポート。実は日本のパスポートは世界的に見てもかなりの優れもの。かつて私がバックパッカーとして世界中旅行していた時は、まるでご老公の印籠のように各国税関をパスできました。

一番印象的だったのは今から20年近く前、ラオスからタイに抜ける時のこと。陸路の税関には現地人用外国人用のゲートがありました。現地人用のゲートはガラガラ、外国人用のゲートは100人以上の大行列でした。当然私も外国人用のゲートに並んでいたのですが、近くを歩いていた税関職員が私を見かけ話しかけてきました。

何人だ?

>日本人

そうか、じゃあこっちに来い

>?

そう言って連れられたのは現地人用のゲートでした。え?いいの?と思いつつそちらのゲートに並ぶとパスポートを見せただけで何も聞かれずスタンプを押されパスポートを返されました。

ん?もう行っていいの?

>OK

大行列で並んでいる欧米人観光客を横目に、ちなみに欧米人旅行者はカバンも開けられていました、私はきょとんとしたまま税関を突破しました。1時間以上は待つことを覚悟したが所要時間10秒ほどでした。

これはおそらく、どうせ日本人が悪いことするはずがあるまい。そんならチェックする必要もない。そんなことを思っていたのか、ただ単に大行列で並んでいる外国人旅行者の精査にうんざりし、その中でも害の少なそうなという理由で日本人はもういいや、となったのかは分かりませんがとにかく日本人で、そして日本のパスポートを持っていてよかったとこの時改めて思いました。そして今までそのような人畜無害な印象を作ってくれた先人たちに感謝しました。

そんな日本のパスポートですが世界中にビザなしで行ける国が以下のようにあります。その一覧を日数と共に記載してみました。

引用:wikipedia

・東アジア

中国(15日以内)、香港(90日以内)、マカオ(90日以内)、韓国(90日以内)、台湾(90日以内)、モンゴル(30日以内)

・東南アジア

ラオス(15日以内)、マレーシア(3か月以内)、シンガポール(90日以内)、ブルネイ(14日以内)

インドネシア:30日以内。ただし、入国は査証免除対象港(5大国際空港及び9海港)のみが対象。それ以外の地点からの入国、及び観光目的以外(商用)は、従来通り到着査証を取得する必要がある。

フィリピン:30日以内。2013年8月から21日から30日に延長。30日以上の観光滞在希望者は、駐日大使館にて59日間有効な観光査証を無料で発行。

タイ:30日以内。陸路入国の場合は15日以内(年に2回まで)。2014年8月12日以降、ビザなしでの繰り返し再入国(ビザラン)について、タイ政府は規制を厳格化している。

ベトナム:15日以内。2015年1月1日より、前回出国時より30日以内にベトナムへ再入国する際には査証が必要となった。しかし同年6月に一部緩和され、30日以内に再入国する際には、航空券の有効期間に応じた最大15日間滞在可能、かつ1回限り有効なVRビザを空港到着時に取得できるようになった。料金は5米ドル。

・南アジア

モルディブ(30日以内)

スリランカ:(30日以内)。2012年1月から渡航前にETA(Electronic Travel Authority: 電子入国許可)申請が必要。

・中央アジア・コーカサス諸国

カザフスタン(30日以内)、ジョージア(90日以内)

キルギス:期限なし。2013年8月から60日を越える滞在の場合はビザが必要

・中東

キプロス(90日以内)、 イラク(クルド自治区のみ)(10日以内)、イスラエル(3か月以内)、パレスチナ(3か月以内。イスラエルに準ずる)、トルコ(90日以内)、アラブ首長国連邦(90日以内)

・北アフリカ

モロッコ(3か月以内)、チュニジア(3か月以内)

・東アフリカ

セーシェル(1か月以内)

・南部アフリカ

ボツワナ(90日以内)、レソト(14日以内)、モーリシャス(3か月以内)、ナミビア(90日以内)、南アフリカ(90日以内)、スワジランド(60日以内)

・北米

カナダ:6か月以内(空路で入国する場合、電子渡航認証(eTA)が必要)

グリーンランド(90日以内)、サンピエール島・ミクロン島(90日以内)

アメリカ:90日以内。ただし、空路または海路で入国する場合は、通過であっても渡航前にESTA承認が必要である。また、2016年1月21日にビザ免除プログラムの改定が行われ、イラク、イラン、スーダン、シリア、リビア、ソマリア、イエメンの7箇国に2011年3月1日以降渡航または滞在したことがある者、及びこれらの国々との二重国籍者はビザ免除プログラムの対象外となった。ただし、公務や人道支援活動、報道、合法的な商用目的などでこれらの国々に入国した場合は、事前審査を経た上で引き続きビザ免除プログラムの対象となることがある

・中米

ベリーズ:2014年12月4日より、30日以内の滞在であるのならビザ免除。

コスタリカ(90日以内)、エルサルバドル(90日以内)、グアテマラ(90日以内)、ホンジュラス(3か月以内)、メキシコ(180日以内)、ニカラグア(90日以内)、

・カリブ海諸国

アンギラ(3か月以内)、アンティグア・バーブーダ(1か月以内)、アルバ(30日以内)、バハマ(3か月以内)、バルバドス(90日以内)、バミューダ諸島(6か月以内)、ケイマン諸島(30日以内)、ドミニカ国(6か月以内)、ドミニカ共和国(90日以内)、グアドループ(3か月以内)、グレナダ(3か月以内)、ハイチ(3か月以内)、ジャマイカ(30日以内)、マルティニーク(90日以内)モントセラト(3か月以内)、プエルトリコ(90日以内(渡航前にESTA承認が必要))、サン・バルテルミー(90日以内)、セントクリストファー・ネイビス(14日以内)、セントルシア(1か月以内)、サン・マルタン島(90日以内)、セントビンセント・グレナディーン(1か月以内)、タークス・カイコス諸島(30日以内)、イギリス領ヴァージン諸島(30日以内)、アメリカ領ヴァージン諸島の旗 アメリカ領ヴァージン諸島90日以内(渡航前にESTA承認が必要)

・南米

アルゼンチン(90日以内)、ボリビア(90日以内)、チリ(90日以内)、コロンビア(90日以内)、エクアドル(90日以内)、フォークランド諸島(3か月以内)、フランス領ギアナ(90日以内)、ガイアナ(3か月以内)、パラグアイ(90日以内)、ペルー(90日以内)、スリナム(6か月以内)、ウルグアイ(3か月以内)、ベネズエラ(3か月以内)

・ヨーロッパ

シェンゲン圏

6か月以内 (あらゆる180日の期間内で最大90日間を超えた期間にその他のシェンゲン圏に滞在することはできない)

ベルギ、ドイツ、フランス、ルクセンブルク、スペイン、ポルトガル、イタリア、オーストリア、ギリシャ、デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデン、チェコ、エストニア、ハンガリー、リトアニア、ラトビア、マルタ、ポーランド、スロバキア、スロベニア、スイス、リヒテンシュタイン

アルバニア(90日以内)、アンドラ(90日以内)、 ボスニア・ヘルツェゴビナ(90日以内)、ブルガリア(90日以内)、クロアチア(90日以内)、ジブラルタル(6か月以内)、アイルランド(3か月以内)、コソボ(90日以内)、マケドニア共和国(60日以内)、モルドバ(90日以内)、モンテネグロ(90日以内)、ルーマニア(90日以内)、セルビア(90日以内)、ウクライナ(90日以内)、イギリス(イギリス王室属領を含む)(6か月以内)

ベラルーシ:2017年2月より、ミンスク国際空港から入国する場合に限り5日以内の滞在であるのならビザ免除となる

・海外領土

マヨット島(90日以内)、レユニオン(90日以内)、セントヘレナ(3か月以内)

・ミクロネシア

キリバス(30日以内)、ミクロネシア連邦(30日以内)

グアム:90日以内(渡航前にESTA承認を受けた場合)もしくは45日以内(グアム-北マリアナ諸島ビザ免除プログラム利用時)。

北マリアナ諸島:90日以内(渡航前にESTA承認を受けた場合)もしくは45日以内(グアム-北マリアナ諸島ビザ免除プログラム利用時)

・メラネシア

ニューカレドニア(90日以内)、フィジー(4か月以内)、バヌアツ(30日以内)

・ポリネシア

オーストラリア:3ヶ月以内。渡航前にETA(Electronic Travel Authority: 電子入国許可)申請が必要。

ノーフォーク島(オーストラリアに準ずる)、アメリカ領サモア(60日以内)、クック諸島(31日以内)、ニュージーランド(3か月以内)、ニウエ(30日以内)、フランス領ポリネシア(90日以内)、ピトケアン諸島(14日以内)サモア(60日以内)、トンガ(31日以内)、ツバル(1か月以内)、ウォリス・フツナ(90日以内)

例外)空港でビザを無料で取得できる国

アゼルバイジャン

2016年2月1日より、観光目的ならバクー及びギャンジャ各空港到着時に30日間有効のビザを無料で取得できる。なお、陸路入国の場合は事前にビザを取得しておく必要がある

ヨルダン

空港及び国境で30日間有効のビザを無料で取得できる

レバノン

観光目的なら空港及び国境到着時に無料で1か月間有効のビザを取得できる

マーシャル諸島

空港到着時に30日間有効のビザを無料で取得できる

パラオ

空港到着時に30日間有効の滞在許可証(Entry Permit)を無料で取得できる

ソロモン諸島

観光目的であるなら到着時に空港で3か月間有効のビザを無料で取得できる。

改めて調べてみると聞いたことのない国やエリアがたくさんありました。そしてそんな国にも日本のパスポートでビザなし入国ができるなんて知りませんでした。しかし今回日本のパスポートの効力について調べてみて一つだけ気になることがありました。

私は別に日本のパスポートがアジア最強でなくたってそれは別にいい。そんなものに順位をつけても仕方がない。けれどどうしても納得がいかないことがある。なぜ日本人のブラジル渡航にはビザが必要で、韓国人はノービザでブラジルに入国ができるのだ。

どちらかと言えば日本のほうがブラジルとは縁が深いだろう。それとも縁が深すぎるからなのか?どちらにせよ今後の外務省の働きに期待したいと思う。是非ブラジルのビザなし渡航を実現して欲しいと思います。

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