海外移住日記第28話 入社日が決定してシラチャにアパート探しに出かける

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突然入社日が決定

シンガポールよりバンコクに戻った次の日、書類を会社の担当者に全て手渡しました。その数日後、ワンストップサービスなる場所へタイ人のスタッフと共に行き、ワーパミ取得のための手続きに入りました。名前の通りワンストップですが、何が行われているのかは私には全く見当がつかないまま手続きは進んで行きました。

そしてこれで準備は完了しました。用意ができましたら連絡しますから。そう言われタイ人スタッフと別れました。しかし、シンガポールでの強行軍やストレスが原因か?私はバンコクに戻るとひどい風邪をひいていました。正直ビザの切り替えやワーパミ取得どころではありませんでした。そんな中、会社から突然連絡があり、1週間後に入社していただきます、と言われてしまいました。

いやいやちょっと待ってくださいよ、私まだ引っ越しどころかシラチャで住む新しいアパートも探してないですけど。

>あと1週間で何とかなりませんか?

いや無理です。アパートを決めるのはまだしも引っ越しまでは無理です。

 >・・・少々お待ちください。

電話の相手が変わり、面接を担当していた日本人のNO2に変わりました。

うーん、何とかなりませんか。こちらもその日で入社の準備をしているので。

>そんなこと言われても。住むところがないですよ。

それじゃあバンコクまで車で迎えに行かせます。その車に引っ越しの荷物を積んで少しずつ引っ越すというのはいかがですか。

それならいけるかも?朦朧とした状態でそう思ってしまいました。正直かなりきつい作業ではある。またバンコクからシラチャまで出勤しなくてはいけないため早起きしなくてはいけません。しかし、入社前に会社に面倒かけるのも気が引ける。そう考えてしまう私はまだ社畜根性が抜けていなかったのでしょうか?

こちらが我慢すれば丸く収まる、という日本人的な考えが出てしまいついつい、それじゃあ分かりました、そう答えてしまっていました。しかし、引っ越しの問題はそれで済むとはいえ、新しい住居を探さなくてはいけませんでした。というわけで急きょシラチャでのアパート探しをしなくてはならなくなりました。

翌日、早速シラチャにアパート探しに出かけるのですが、既述のようにその時の私の体調はボロボロの状態。まあ、シラチャ自体小さい町なのでそんなに歩き回る必要もないのですが、風邪をひいてボロボロの状態の私にはかなりの苦行となりました。それでも幾つかの部屋を見て周りました。

しかし、体調が悪いため途中でアパート探しが面倒くさくなり、結局、一番初めに見学したところが条件も合っているので決めることにしました・・・そんな感じで半ばやけくそ、適当なインプレッションで決めたのが、シラチャプレイスでした。早速、コンドミニアムのスタッフに、来週からここに住むから、と伝えてデポジットとアドバンスの支払い、バンコクへの帰路に着きました。