タイのバンコクで過ごした自堕落な時間

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タイで就職活動をしている最中のこと。基本的にやることと言ったら転職会社からの電話やメールを待つだけ。そのためとにかくやることがありませんでした。お金に関しては切羽詰まってはいませんでしたが、やはり仕事をせずに毎日遊びまわるのは精神衛生上よろしくありません。ということで夜遊びこそしませんでしたが、その一方自堕落な生活を送っていました。

・・・やっていることと言えば日本で無職の時間を過ごしている時と全く変わりませんでした。毎日昼前まで寝て、起きたらとりあえずパソコンをつけて動画を見る。そしてお腹が空き始めた3時くらいになったら外出しご飯を食べる。

当時、私はBTSプラカノン駅近くのコンドミニアムに住んでいました。私の住んでいたコンドミニアムの近くにはプラカノン市場という市場がありました。バンコク中心部ではすでに珍しくなりつつあるローカル感満載のエリアだったので、私は気に入っていました。またコンドミニアムの隣にはロータスエクスプレス、その隣にセブンイレブン。その向かいにもセブンイレブンがありました。

そして目の前の通りのそこここに食堂がありました。またコンドミニアムの前の通りが商店街だったので引きこもっていても全く生活するにに困りませんでした。カオパット、カオマンガイ、クイッティアオ、ガパオ・・・何でもありました。でも外にご飯を食べに行くのはまだ良い方でした。外に行くのすら面倒な時は、近くのスーパーで買ってきたものを適当に調理して食べて、2、3日外に出ないことすらざらにありました。

そんな私を助けてくれたのが何といっても格安炊飯器。上蓋を外しオプションの置き場を入れると米を炊く蒸気で温めや解凍することができる意外な優れものでした。近くのスーパーで納豆やキムチ、味噌などを買って簡単な料理を作り、スープを作り、米だけ炊いて、近くの食堂でおかずのみを買って家で食べたりしていました。

当時、バンコクには数人の友人がいたのですが、彼らから誘いの電話が入らない限り、食料の買い出し以外に外にでない生活が数週間続くこともありました。私は一体タイにまで来て何をやっているのだ?これでは完全にニートではないか?そう思いましたが、ブラック不動産会社に心身共にやられていたので、しばらくは自分を甘やかそうと決めていました。

しばらくして就職が決まり、そんな生活も終わりを告げるのですが、今思えばなんと時間を無駄にしたのかとの思います。しかし、もっと深く考えると、何もしないでただただ自堕落な生活を送るとはなんと贅沢な時間を過ごしたのかとも思います。まあ、今現在も大して変わらない生活をしているのですが・・・

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