海外移住日記第32話 日本で気分も新たに再びタイへ

Pocket

日本へ一時的な戦略的撤退

タイの鉄鋼会社を辞めました。そして私は一度日本に帰ることにしました。ちょうどそのタイミングで日本にちょっとした用事があったからなのですが、結果、これが私にとってバッチリなタイミングでの帰国となりました。おかげで日本でリフレッシュすることができました。日本に戻りもう一度よーく考えてみました。もう一度タイに行って働くのか。それともこのまま日本に残り仕事を探すのか。

考えた結果、このままでは本当に逃げたままになってしまう。いや逃げたのは事実なのですが、やはり何か中途半端な感じがして嫌でした。一度タイに移住しようと本気で決めたのだからもう少し頑張ってみたいと思うようになりました。というか日本に帰って冷静になったということもあるのかもしれません。

そもそも何故日本を飛び出してタイに向かったのか?その理由を思い出してみることにしました。何を持って日本を飛び出そうと思ったのか・・・日本は大好きだけど、タイなら日本よりもドキドキ暮らしていけるのではないかと思ったから。だからタイを選んだのにこのまま日本で暮らしてもよいのか。

日本は大好きです。平和だし、便利だし、清潔だし、どこで食べてもご飯は美味しいし、テレビや漫画は面白いし、いいことづくめです。でも、ドキドキしない。これはもちろん私の個人的主観なのかもしれない。でももう少し、まだ元気に遊べるうちは海外でドキドキした生活がしたかった。日本での生活はもうちょっと歳を取った後、老後の楽しみにしておけばいい。

それに日本で働こうが、タイで働こうが、どちらにせよ一から新入社員として始めなくてはいけません。それならば、いっそのこと海外の方が良いのかなとも思いました。日本でアラフォー新入社員という現実と向き合うよりは、海外での就労の方が、旅の恥はかき捨て、ではありませんが、まさに心機一転頑張れるのかなと。

また前職の商社系鉄鋼会社で心身ともに擦り切れたとはいえ、あんな大きな会社に採用されたんだ、という自信はついていました。あの会社に採用されたということは、タイでまだまだ自分に価値はある。求められる仕事があるに違いないとも思いました。自分もまだまだ捨てたものではないなと。

日本への一時的な戦略撤退が功を奏し、テンションもポジティブな方向に向きました。こうしてもともとの希望と、そして新たな自信を胸に私はもう一度タイで就職活動をしてみることにしました。そうして2週間ほど日本で羽を伸ばし、英気を養い、私は再びタイへ戻るためにバンコク行の飛行機に乗り込みました。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする