タイのチェンマイで初めてできた外国人の彼女4

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見事にMに振られ?てしまいました。が、しかし、その直後Pに出会いました。まさに捨てる神あれば拾う神あり。結果、どちらにしろ私はその日本食屋に通うことになりました。お目当てはもちろんPでした。自意識過剰なのかもしれませんが、Pも私を待っていてくれていたように思います。私が店に行くと自然と彼女が私の接客をするようになりました。そして話す時間が増えていきました。

今思えばこのお店は所謂、接客居酒屋、もしくは、ちょっかい居酒屋、と呼ばれるものの走りなのかなと思います。ちなみに、接客居酒屋、ちょっかい居酒屋、とは女の子が話しかけてくれる居酒屋もしくは日本食屋。まあご飯が食べれるガールズバーみたいなものですね。昨今のバンコクなどにあるこれらの店は、風俗とほぼ同意義だったりしますが、このチェンマイのお店はそこまでのものではありませんでした。・・・と思います。いや思いたい。

まあ、とにかくそんな店通いが2、3回続いたある日のこと。いつものように店に行ったのですが、その日は店に着いたのが遅く、閉店ギリギリまで店にいました。すると仲良くなっていた店の女の子から、この後一緒にご飯食べに行こう、と誘われました。断る理由など何もないので承諾し、一旦会計し、店の外で彼女達を待つことにしました。

仕事終わりの彼女たちと合流した後、一緒に向かったのはマーケットにあるカノムジーン(タイ風のそうめん)の屋台でした。日本食屋以外で会う彼女達は仕事中の制服とは違い、私服だったのでとても新鮮な感じがしました。その日は普通に食事をして会話をしただけで別れましたが、その日を境に仕事終わりに彼女達と一緒にご飯を食べにいくことが多くなりました。というか当たり前になりました。

当時、若く、かつ貧乏外国人だった私は、Pと会うためにわざわざ高い日本食屋で飲まず喰わずとも、仕事終わりに一緒にご飯を食べに行く約束だけをして、外で彼女達の仕事が終わるのを待てばいいのではないか、との結論に辿り着きました。今から考えるとかなりせこい所業ですが、当時はそれが最善の策だと思いました。

そんなある日、いつもは私含め3、4人でご飯を食べに行っていたのですが、たまたま他の娘が遅れてくるということがあり、それまでの間、私とPの二人きりで過ごすことがありました。これはチャンスだと思い、思い切って今度二人でご飯食べに行こうとデートに誘ってみることにしました。

断られるかなとも思いましたが、彼女からはあっさりと、いいよー、との返事が返ってきました。そして早速次の彼女の休みの日に私が当時知っていたレストランで、船上デート、の約束を取り付けました。