海外移住日記第33話 突然面接が決まる

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捨てる神あれば拾う神あり

日本でリフレッシュしてタイに戻ってきました。とりあえずはコンドミニアムのあるシラチャへ。幸いというかなんというかお金には困ってはいませんでした。もともとお金を使うタイプではありませんでした。物欲もそうありません。タイで日本食を食べようとも思っていません。むしろタイ料理が好きでタイを選んだところもあるくらいでした。そのためお金は普段全然使いませんでした。

お金には余裕があったので傷ついた体を癒すべくのんびりと暮らしていました。しかし、お金には困っていませんでしたが、今度はシンプルにビザに困ってしまいました。Bビザから再び観光ビザになったものの、タイは昨今、外国人へのビザ発給が厳しくなっています。そう、観光ビザの連続取得ができづらくなっていたのでした。やっぱり早く仕事見つけないといけないな、そう感じ始めて来た頃、シラチャで一人の知り合いと再会しました。

バンコクで友人から紹介され、2度ほど会ったことがある人でした。そういえば最後に彼に会った時にシラチャに行くと言っていたことを思い出しました。シラチャは小さい町。逆になんで今まで出会わなかったのか不思議なほどでした。仕事で精一杯でそれだけ回りが見えていなかったということでしょうか。街を歩いている時に突然声をかけられました。

お久しぶりです!何やってるんですか?

>ん?・・・おー、お久しぶりです!いや何も。

とりあえずここ座りませんか?

突然の再会に驚きつつも彼のテーブルに付き一緒にお酒を飲むことになりました。そして気が付くとその流れで直近自分の身に起こった出来事を洗いざらい話していました。その結果、仕事をまた一から探し始めていることも。すると友人は思いがけないことを言い出した。

それならうちで働きます?

>え?

うち仕事はそんなにきつくはないですよ。ただ給料は安いですけど。でも、ちゃんとビザは出します。

>マジですか?

仕事内容はカスタマーサポートのような仕事とのことでした。確かにややこしい在庫管理やコンプライアンス皆無のタイの不動産営業よりはサービス業の方が割に合っているのかもしれません。しかも不動産業界で働く前はずっとマッサージ師としてサービス業の仕事をしていました。一応店長経験もあります。そのため接客業は特に苦手意識はありません。

それより何より業務内容がストレス過多ではないというのが、今の私にはちょうど良かった。というわけで久しぶりの友人との出会いから突然面接が決まってしまいました。