海外移住日記第35話 翻訳家は一体どこにいるのかと探し回る

Pocket

翻訳家を求めてシラチャを右へ左へ

採用可否の連絡は思わぬタイミングで来ました。友人から、うちの会社は何にせよリアクションが遅いよ、そう言われていました。暇を持て余していたのでパタヤへ小旅行に行き過ごしているまさにその時に連絡が来たのでした。結果は、採用、とのことでした。ついては入社前にビザを取る必要があるので書類を揃えてろえて欲しいとのことでした。

書類に関していえば、前会社に提出用に用意していたものの予備がありました。英文卒業証明書、英文職務経歴書、写真など。しかし、何故かその会社からはそれ以外にも、上記英文書類をタイ語に訳したもの、とさらに、両書類に在タイ日本大使館の認証をしてもらうこと、が必要なので用意して欲しいとリクエストされました。

正直頭の中はでした。何故だ?つい数か月前に鉄鋼会社でワーパミを取得した時はそんな書類はいらなかったぞ。それとも前会社は大企業だから何か税関に伝手があり書類もそれくらいで済んだということか?今回の会社は小さい会社で伝手がないからたくさん書類がいるのか。と言うより、英語からタイ語の翻訳ってどうやればいいのだ?会社に一人くらい英語ができる奴くらいいるだろう。そいつにやってもらうことはできないのか?

とまあ文句を言っていても仕方がないので、不本意ながらもリクエストされた書類を集めることにしました。しかし英文→タイ文翻訳に関してシラチャでいろいろな人に聞いても、分からない、の一言でした。唯一回答のあった私の住んでいたコンドミニアムのタイ人スタッフに教えられた店に行ってみても、そんなサービスやってないと一刀両断されました。

物は試しと語学学校に行ってみると、できることはできるけど一枚当たり2000B(約6000円)かかると言われました。正直、それが適正価格なのかぼったくりをしているのかもそれすらも分かりません。ネットで調べてみても参考記事は出てきませんでした。

というよりこのネット社会。しかもタイの就職事情なんて多くの人が経験して記事にしています。にも関わらず全く記事がないということは誰もそんな経験していないということになります。ということは、やはりそもそもそんなもの必要ないんじゃないのか。本当にいるのか?仮にいるとしても、それ以前に英文からタイ文への書類の翻訳なんて会社の方でやるべきだろうと再び腹が立ってきました。

もう無理だ!というかなんで本当に必要かどうか分からない書類のためにシラチャ中を探し回らないといけないんだ!とキレかけた時、知り合いの日本人に会ったので試しに聞いてみたところ、そういえばアサンプションの交差点のところにあるよ、との情報が新しく手に入りました。ここでダメならもう知らない!と最後の望みをかけて行ってみることにしました。

すると・・・今日はできないけど明日ならいいよ、との答えが返ってきました。マジか!!ちなみに金額は?そう尋ねると1枚300B(約600円)とのこと・・・相場はよくわからないけど2000Bを聞いた後だと適正な価格なのかもしれないと思いました。じゃあ明日。この書類預けておくからよろしく、と店を後にしました。そしてこれでようやく書類を全て揃えることができました。