海外移住日記第37話 20年ぶりにラオスへ向かう

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20年ぶりのヴィエンチャンは思い出のまま

シラチャからラオス行きバス(正確に言うとラオスではなくタイとラオスの国境にあるノーンカーイまでのバス。そこからラオスの首都ヴィエンチャンまでは降りたバスターミナルから出ている国際バスに乗る)は、予定していた時間よりも1時間近く遅く出発しました。一番高いVIP席を取っていたため1列のバス席でした。隣に誰もいないというのはやはり快適でした。

しかし、これはタイのバスあるあるだと思いますが、極寒でした。周りを見ると皆頭から毛布をかぶっています。一体誰が得をしているんだこの寒さは。しかし、当然のように温度調節は不可でした。寒さに震えながらも無事にノーンカーイに到着しました。ノーンカーイは大学生ぶりでした。およそ20年ぶりです。

昔昔。ラオスからタイへ陸路で超えて戻ってきた時に1泊だけのつもりが、そのあまりの居心地の良さに7日ほど何もせずにだらだら過ごした経験のある町でした。何せこのノーンカイ、お隣のラオスの首都ヴィエンチャンよりもよほど町として大きく栄えています。20年前ですらそうだったのですが、久しぶりにノーンカーイを見るとさらに栄えていました。

とは言っても私の今回の目的はあくまでもラオスでのタイの観光ビザを取ることでした。ノーンカーイで遊んでいる時間はありません。ノーンカーイに着き、その足でヴィエンチャン行きの国際バスに乗りました。乗客はほとんど現地の人と思われましたが、ちらほらと外国人の姿も見受けられました。

まずはタイのノーンカーイの出国審査を行い、それが過ぎるとまたバスに乗り、今度はラオスの入国審査。朝一ということもあり思ったよりもスムーズに進みました。無事にラオス入国を果たすと再びバスに乗り、ヴィエンチャン市内のタラートサオを目指しました。スムーズにラオスの中心街に到着するとそこは・・・20年前とほとんど何も変わっていない!

中心街とはいえタイの地方都市のバスターミナル周辺と言った感じでした。首都だぞ。ここは!アジアは急成長しているんじゃなかったのか?驚く半面、昔を思い出し懐かしくなってしまいました。しかし、外は雨が降り出しそうな天気でした。これはまずいと郷愁はそこそこに本降りになる前に宿を目指すことにしました。

ちなみにホテルはネットで予約をしていました。格安のドミトリールームすらネット予約できるとは何と便利な時代になったことか。ドミトリーにしたのはお金をけちっていたという理由だけではありませんでした。というよりは、短期間の滞在予定、かつ久しぶりにバックパッカー気分を味わおうというのが今回のラオス滞在の裏テーマでした。

前鉄鋼会社のビザ取りでシンガポールに行った時、時間ができたため、気分を変えて観光したのが意外と楽しかったので、今回も同じ気分を楽しもうと思っていました。ドミトリーであれば他の国の旅行者たちと交流ができて面白くなるかな、と思ったのですが、これがまさに大当たりでした。