タイでできた初めての外国人の彼女7

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当時私はチェンマイにある、とあるマッサージ学校に通っていました。その学校が終わるのが15時でした。奇跡的に彼女の昼の仕事が終わるのも同じ15時。そして私が通っていた学校から自分の部屋まで歩いて15分ほど。彼女はバイクで10分ほど。という訳でよく帰り道で彼女と出くわしました。そして彼女の運転するバイクの後ろに乗り、私の部屋へと一緒に帰っていました。

しかし彼女との生活は何とも不安定なものでした。というか現実味があまり私にはありませんでした。いうなれば学生時代に同棲していると言った感じでした。少なくとも私にとっては。というもの当時私は大学を卒業して、社会に出ずしてタイに渡りました。そしてマッサージ学校に通いつつチェンマイに長期滞在していました。原資は学生時代に貯めた貯金でした。もちろん学生時代にアルバイトをしたことはありますが、はっきりとくっきりと社会に出たことがあるわけではありませんでした。

もちろんそんなタイのチェンマイでマッサージ学校に通う毎日は、貯金を切り崩しての生活でした。当然その貯金がなくなれば日本に戻らなくてはいけません。一夜限りの関係ならば良い、という訳ではありませんが、少なくとも通常であればがっつり彼女を作るような身分ではありませんでした。

そんな働いてもいない当時の私に対して、付き合っている当の彼女はと言うと、学生にも関わらずがっつりと働いていました。それはもう殺人的なスケジュールで。そんな自分と彼女との置かれた状況と、引け目というか申し訳なさというか、そういうものが今後いろいろなところで吹き出てくることになります。

日本であれば到底受け入れられない、簡単に言えば貧乏外国人。悪く言えば不貞外国人の立場にある私なわけですから。そんな私と付き合うとは、それもこれも良く言えばタイの寛容さ、悪く言えばタイの適当さなのかもしれません。しかしタイの女の子はよく働きます。ある種天性のダメ男製造マシーンです。そんなタイの女の子だからこそ当時の私と付き合ってくれたのかもしれません。

しかし私と言えば、自分の境遇を、そして関係から来るイライラををことあるごとに彼女に当たってしまっていました。自分のせいだということに自分自身気づきながら。今から思い出しても当時の私は横暴というかわがままというか、子供だったのだと思います。

そんな不安定な感じのまま私と彼女の関係は続いていくことになります。