海外移住日記第38話 久しぶりのラオス ビアラオで乾杯

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とりあえずビアラオ

予約した安宿は、ワットミサイ、というお寺の前にあるゲストハウスでした。その小道の並びには同じようなゲストハウスが並んでおり、まるでリトルカオサンのようでした。宿に入り、予約している旨を伝えると部屋に案内されました。案内された部屋は2段ベッドが3つある男女共同の6人部屋ドミトリーでした。既に4つのベッドは埋まっていました。

ビエンチャンに着いたのは水曜日の朝でした。つまり明日、木曜日の朝にビザを申請して翌日の金曜日の午後にビザが発給してもらう予定で来ていました。宿に着いたのは午前8時頃。とにかく久しぶりのバスでの長時間移動ということもあり、ほとんど寝ることもできなかったので、横になることにしました。

その後昼過ぎに起きました。外は小雨は降っていましたが、とりあえず観光することにしました。昔、パトゥーサイ(凱旋門)には行ったことがありましたが、とりあえずもう一度行ってみることにしました。10分ほど歩いて着いてみたはものの、ふーん・・・という感じでした。

まあ過去に2回ほど見たことがあるから当たり前かもしれません。お金を払ってわざわざ上に上がるほどでもないのでとりあえず写真だけ取って引き返すことにしました。その帰り道にもいくつか寺院らしきものがありましたが、特に興味をそそられなかったので外から写真だけ取って終わりにしました。

雨脚が強くなってきたので、宿に戻ることにしました。しかし、水などの買い出しがてら景気づけに一本ビアラオを開けることにしました。そう。ラオスの楽しみの一つと言えば何といってもビアラオだと思います。なぜラオスのビアラオはあんなにも美味しいのか?おそらく誰しもが不思議に思っているに違いありません。

はたしてあれを日本で飲んでも美味しいのかどうか?ひょっとしたら異国の地、ラオスで飲んでいるから美味しく感じるのかもしれません。しかし、ラオスを訪れた旅行者は軒並みこのビアラオに心を奪われます。というわけで宿近くのコンビニで水とビアラオを買い、栓を開けてもらいラッパ飲みしつつ宿に戻りました。ちなみにビアラオはミニマート的なところで買うと9000キップ(約120円)でした。安い!

そして宿に戻り、再びベッドにもぐりこみました。うとうとして気が付くと夜の8時になっていました。これはちょうどいい時間だ、そう思い外に出ようとするも雨脚は中々の強さ。しかし、空腹には耐えきれずとりあえずメコン川沿いに向かうことにしました。川沿いには屋台が出ていました。

しかし、観光している旅行者は皆傘や雨合羽を着込んでいました。そういえば時期は雨期。雨対策をしておけばよかった・・・と今更ながら後悔しますが、今から買うのもバカバカしいので雨の中を気にせずに歩きました。一通り歩いて見てみた結果、雰囲気の良さげなオープンな中華の食堂があったのでそこに入ることにしました。

当然、とりあえずビアラオ。何品か注文し、通りゆく人を眺めつつビアラオを傾けました。雨。一人。ということでそれ以上特にすることもないので、その日は早々に切り上げ宿に戻り次の日に備えることにしました。こうしてラオスでの初日が終わりました。明日は朝からヴィエンチャンのタイ大使館に向かわないといけません。