海外移住日記第39話 ラオスでプチひきこもり

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雨に出鼻をくじかれてラオスでプチひきこもり

翌日。朝早く起きてヴィエンチャンにあるタイ大使館に行く。そのはずでした。しかし、見事に寝過ごしました。いや正確に言えば、寝過ごしたというよりも朝に一度起きてはいたのですが、外は雨が降っていました。これは仕方がない、しばらく様子を見るか、と思い部屋でしばらく待機した後、寝落ちしました。

ちなみにヴィエンチャンにあるタイ大使館でのビザ申請の朝はものすごく混みます。申請者が皆バンコクなどからツアーでやってくるので数百人は集まります。そのため大使館が開くまでの間に大行列ができ、下手すると1、2時間は待たなくてはいけなくなります。しかし、私は雨具を持っていませんでした。

もし、今日大使館に行けば雨が降っている中ずぶ濡れになりながら1、2時間待たなくてはいけない。大使館周辺に雨よけになるようなところはありません。というよりそもそも雨の中、傘も合羽もなくタイ大使館までいかなければいけない。考えただけでも憂鬱でした。ということで気がついたら二度寝をしてしまいました。そして起きたらお昼になっていました。

タイ大使館のビザ申請は午前中のみ。すでに閉まっています・・・まあいいか。明日行こう。そう思い部屋でずっとごろごろして過ごしていました。ベッドで持ってきていた小説を読んでいると、私の寝ていたベッドの隣のベッド上段にいた女性に話しかけられました。顔立ちからして、てっきり中国人か韓国人かと思っていたのですが、話してみると日本人でした。

あのー、もうラオスは長いんですか?

>いやー昨日来たばかりですよ。あなたは?

あー、私も同じです。旅行ですか?

>いやビザ取りです。タイで働くために。

などという感じで思わず会話がはずみました。なにやら彼女は24歳で、休暇を利用してタイとラオスを旅行しているとのことでした。それから小一時間ほど彼女と喋った後、夕飯を一緒に食べに行きませんか?と誘われたので快く了承して別れました。