タイのチェンマイで初めてできた外国人の彼女18

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タイのパイにて。一人バイクに乗り市内観光をしていましたが、時間も夕暮れ時を迎えようとしていたので、結局3時間ほどでバイクを返すことにしました。宿に戻り一休みし、夕食を食べにいくことにしました。ちなみに一人で観光している間も、宿に戻って一休みしている間も、携帯には彼女からの連絡がひっきりなしにかかってきていました。しかし、すべて無視していました。

夕方になると彼女からの連絡の頻度が上がってきました。おそらく友人達と別れ、里帰りも終わり、独りになったのでしょう。そう考えるとまたまたむかついてきました。一人になって一緒にいる相手がいなくなった途端こっちに頻繁に連絡かよ。というわけで着信にずらっと並ぶ彼女からの連絡をすべて無視し、ご飯を食べに行くことにしました。

町をちょっと歩くと雰囲気の良さげな店がそこかしこにありました。それらの一つに飛び込むことにしました。客の大半は髭が伸びきったヨレヨレの服を着たファラン(西洋人)でした。そこで適当に飯を食い、酒を飲み、時間を持て余すようにただただパイの町を眺めながら時間をつぶしていました。その間もバイブで鳴り響く彼女からの電話をうっとおしく感じながら。

同じところに一人でずっといるのも嫌だったので河岸を帰ることにしました。そして今度はローカルな人たちが集まるオープンなレストランがあったのでそこで飲みなおすことにしました。その2軒目にはかなり長居していました。一軒目で飯を食べ始めたのが17時過ぎ。時刻を見ると23時を超えていたので6時間くらい一人で飲んでいたことになります。

ちなみに携帯は彼女からの着信がありすぎて既にバッテリーが切れていました。これはちょうどいいと放っておきました。しかし、時間が24時に近づき、さすがに一人で酒を飲むのも飽きてきました。また、かなり酔ってきたので今日はお開きとして部屋に戻ることにしました。

ほろ酔い加減で部屋まで帰っていると宿の手前に野良犬がいるのが見えました。やだなー、怖いなー、と思っているとやっぱり吠えてきました。そして距離を詰めてきます。どうするか?確か逃げると追いかけられる。咬まれると狂犬病治療をしなくてはいけないから面倒だ。ということでにらみ合いつつ、後ずさりしながら少しずつ宿に向かいました。