タイで出会ったナチュラルボーンなストーカーの日本人2

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私は友人Yが思いを寄せるユンピンと関係を持ってしまいました。別にYを裏切るつもりはありませんでした。ユンピンに一目ぼれをしたとかでもありません。確かに初めて見た時は、綺麗な女の子だなーとは思いました。しかしYがユンピンと話している内容を聞いて、自分にはしんどいなー確かに美人だけど付き合うと大変だろうなー、という印象の方が強かったです。

ユンピンは必死に口説くYに対し、私はブランドが好きだとか前の彼氏は金持ちだった、とか、収入は~くらいじゃないとダメ、とか話の内容だけ聞くと何と高慢な、そして美人を花にかけている天狗女だ、と思っていました。しかしそれが違うことにある日気づきました。

それはある日いつものようにユンピンの店に皆で行った時の事。Yは相変わらずユンピンの店の奥まで入り込みユンピンの隣に陣取り、何かを必死に話しかけていました。そんな光景をずっと見ていても仕方ないので私と友人はご飯を食べてくるとYとユンピンに言いました。

その時のユンピンは困ったような表情をしたのですが、その意味を後で知ることになります。私と友人が近くのフードコートでご飯を食べ、軽くお酒を飲んで、そろそろ行くか、とユンピンの店に行ってみるとYがいません。ユンピンにYはどこに行ったのか尋ねると、突然店を出ていったと言いました。

電話をかけてみるも通じません。これは何かあったと思い、ユンピンに聞いてみると私と友人がいなくなった後、Yがかなり強引に口説きにかかったということでした。そこで初めてというか改めてYに拒否の意思を伝えたらしいのですが、Yはまたまたーみたいな感じでさらに踏み込んできたということでした。

あくまで彼女との会話は英語で、彼女の仕草や口調からの意訳も含まれていますが、おそらく当たっているのだと思います。ああ、あいつならやりかねないな、そう思いました。そんな踏み込んできたYに対してユンピンは今回はかなりきつめに、ただの友達、それ以上はない。これ以上踏み込んでくるのは迷惑だからやめてほしい、と言ったということでした。

Yはその言葉にショックを受けて、突然奇声を発し店を飛び出していったと。なるほど、今までもうひと押しで落とせると思っていたのがすべてまやかしであることに気が付いてしまったと。というより自分の思い上がりで、実は嫌われていて、迷惑だと思われているという現実を突きつけられて自我が崩壊したらしいのです。

これが普通のやつならほっといてもまあ大丈夫なのでしょう。しばらく一人にさせて頭を冷やせば、戻ってくることと思います。しかしやつはかなりぶっとんだやつ。存在を拒否され自我が崩壊して奇声を発したとなれば何をしでかすか分かりませんでした。

これが自死くらいならまだいい。下手したら周囲に迷惑をかけることになるかも・・・これはやばいかもと友人も私同様思ったのでしょう。探そう!ということになりました。再度電話をかけてみるもやはり出ない。頼む他の人に迷惑だけはかけないでくれ。

文字通りチェンマイの夜を走って探し回りました。私も一緒に探す、というユンピンには、ユンピンは悪くないから、そのまま待ってて。もしYが帰ってきたら教えて。と言い残し、またその時は下手に刺激しないようにも言って探し回りました。

しかし1時間探し回ってもどこにもいません。どこ行ったあいつ?そして探し始めて2時間が経とうとする頃、友人からYを見つけたと連絡が入りました。Yは・・・マッサージ受けてやがりました。ふざけんな!人がどれだけ心配して探したと思ってんだ!友人と二人でYにブチ切れたことは言うまでもないかもしれません。