タイで出会ったナチュラルボーンなストーカーの日本人3

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タイのチェンマイにて。私は友人?知人?のYが思いを寄せるユンピンとひょんなことから関係を持つことになってしまいました。別にYを裏切るつもりは毛頭ありませんでした。また、ユンピンに一目ぼれをしたとかでもありません。

確かに初めて紹介されて見た時は、綺麗な女の子だなーとは思いました。しかし、その後のYがユンピンと話している内容を聞いてどちらかというと、自分にはしんどいなー確かに美人だけど付き合うと大変だろうなー、という印象の方が強かったほどです。

というのもユンピンは必死に口説くYに対し、私はブランドが好き、前の彼氏は金持ちだった収入は~くらいじゃないとダメ、などと話していました。その話の内容だけを聞くと何と高慢な、そして美人を花にかけている天狗女だ、と思ってしまうかと思います。しかし、それが違うことに後々気づくことになります。

そしてある日のこと。それはいつものようにユンピンの店に皆で行った時。Yは相変わらずユンピンの店の奥まで入り込み、ユンピンの隣に陣取り、何かを必死に話しかけていました。そんな光景をずっと見ていても仕方ないので、私と友人はご飯を食べてくるとYとユンピンに言いました。その時ユンピンは明らかに困ったような表情をしていました。しばし迷った挙げ句、二人きりにすることにしました。

私と友人は近くのフードコートでご飯を食べ、軽くお酒を飲んでいました。そして、もうそろそろ様子を見に行くか、とユンピンの店に行ってみるとYがいませんでした。ユンピンにYはどこに行ったのか尋ねると、突然店を出ていってしまったとのことでした。電話をかけてみても通じません。これは何かあったと思い、詳しくユンピンに聞いてみることにしました。

するとユンピン曰く、私と友人がいなくなった後、Yがかなり強引に口説きにかかってきたということでした。そこで初めてというか、改めてYに拒否の意思を伝えたらしいのです。しかし、Yは、またまたー、みたいな感じで全く響かず、さらに踏み込んできたということでした。

あくまで彼女との会話は英語で、彼女の仕草や口調からの意訳も含まれています。しかし、おそらく彼女の言う通りなどのだと思います。ああ、あいつならやりかねないな、そう思いました。そんな踏み込んできたYに対してユンピンは今回はかなりきつめに、ただの友達、それ以上はない。これ以上踏み込んでくるのは迷惑だからやめてほしい、と言ったということでした。

Yはその言葉にショックを受けて、突然奇声を発し、店を飛び出していってしまった。なるほど・・・、てっきりもうひと押しで落とせると思っていたのが、すべてまやかしであることに気が付いてしまったのでした。というより自分の思い上がりで、実は嫌われていて、迷惑だと思われているという現実を突きつけられて自我が崩壊したようでした・・・