タイで出会ったナチュラルボーンなストーカーな日本人4

Pocket

タイのチェンマイにて。ユンピンにはっきりと拒絶され飛び出して行ったY。これが普通のやつならほっといてもまあ大丈夫だと思います。しばらく一人にさせて頭を冷やせば、戻ってくることと思います。しかし、やつはかなりぶっとんだやつ。私はもうそのことに気づいていました。自己を拒否され、自我が崩壊して、奇声を発して出て行ったとなれば、あいつは何をしでかすか分かりませんでした。

これが自死くらいならまだいい。それより下手したら周囲に迷惑をかけることになるかもしれない・・・・・これはやばいことになるかも?と友人も私同様思ったのでしょう。探そう!ということになりました。再度電話をかけてみましたが、やはり出ません。頼む!死ぬなら自分だけにしてくれ!他の人を巻き込まないでくれ!

文字通りチェンマイの夜を走って探し回りました。私も一緒に探す・・・というユンピンを押し留めました。ユンピンは悪くないから、そのまま待ってて。それでもしYが帰ってきたら教えて!そう言い残し、私の携帯の番号を伝えました。また、その時は下手に刺激しないようにと言って私達は探し回りました。

しかし・・・1時間探し回ってもどこにもいません。どこ行ったあいつ?まさか本当に・・・そうして探し始めて2時間が経とうとする頃、友人からYを見つけたと連絡が入りました。Yは・・・・・マッサージ受けてやがりました・・・ふざけんな!人がどれだけ心配して探したと思ってんだ!友人と二人でYにブチ切れたことは言うまでもないかもしれません。

そんなYのプチ失踪事件があってからと言うもの、Yの口からはユンピンの悪口ばかりが出てくるようになりました。彼女が働いている土産物屋の商品は、ユンピンが自分でデザインして作ったものが置かれていたのですが、それをこき下ろすような発言があったり、また、お尻がでかいだの、足が短いだの(短くない、むしろ長い)だの悪口のオンパレードでした。

・・・ちょっとというか、かなり聞くに堪えない言葉の連続にさすがにうんざりとしてきました。しかし、当初は、まあYにはあの子は荷が重かったんだわ、とか、彼女の理想が高いから仕方がないんじゃない、とかなんとか言ってYを慰めていました。しかし、Yの口から出てくるのは彼女の悪口ばかり。さらにそれ以上の見逃せない差別的発言まで飛び出してきました。そうして友人と一緒に自然とYとの関係を見直すまでになっていきました。