海外移住日記第47話 4度目の正直でビザゲットの感触

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4度目の正直。やっとイミグレ参勤から解放

そして4回目のイミグレ。この時点ですでに2か月は無意味な時間を過ごしていました。しかし、この4回目はいつもとは少し違いました。何しろいつものタイ人スタッフとは別にその上司のタイ人スタッフ?が同行していたからでした。そして、すわ4回目のイミグレへ・・・結果はまたしてもダメでした。

役人の言っていることは基本的にいつも一緒。書類が足りない!とそう言っていました。これは意訳にはなりますが、だーかーらー、何回も言っているだろ。この書類が足りないって!さすがに役人もキレていたのか心なしか言葉が乱暴でした。しかし、今回がいつもと違うのはその上司がいること。

さて、どうするんだろう?その上司のタイ人の顔を見ていると、え?は?みたいな顔をしていました。まるで、そんな話今聞いた、みたいな感じでした。・・・あの野郎ひょっとして上司に何も言っていなかったのかお前!?そしてその上司も部下の顔をまじまじと見つめていました。しかし、今日はいつもとは違いその上司が頑張ってくれました。

というより申請書類が足りない時点で頑張りようもないと思うのですが、それが何とかなるのがタイランド。これも意訳になりますがその上司は、足りないのはその書類だけなんですよね?それじゃあその書類は明日持ってきます。それでそれ以外の書類は大丈夫なんですよね。足りない書類は明日持ってくるとして、それ以外の手続きだけは今日できませんか?と役人に無理やり頼み込んでいるようでした。

つまり書類は足りないが申請だけは今日したいとお願いしているようでした。それはさすがに無理だろう・・・そう日本人的な感覚で思いましたが4回もやってきた我々を哀れに思ったのか?それともそんなアホな部下を持った上司に同情したのか?それは分かりませんが、なぜか手続きは進んでいったようでした。

ようでした、というのはそのやりとりを誰も私に説明してくれなかったので推測の域を出ないからでした。まあそれもそうだろうとは思います。4度もミスをして説明することなんてできないと思います。しかし、それでも私が、手続きが進んでいるようだ!と感じたのは、Bビザ申請代と思われる2,000BAHTを払っているのを見たからでした。

また、あまりの遅さに私の堪忍袋と同時に切れそうになっていた、観光ビザの期限の延長代1,900BAHTもついでに払っていました。そしてその上司が一言。明日足りない書類を持ってきますけど、この日本人は一緒じゃなくてもいいですよね?そう言っていました。それは完全に理解できました。

この時、このタイ人上司は仕事ができる、そう思いました。まあ、さすがに5回もイミグレに来させるのは悪いと思ったからなのだと思います。しかし、その配慮ができるのなら最初からこの上司が担当していたら、2か月も無為な時間を過ごさずに済んだのではなかろうか。そう思えて仕方がありませんでした。しかし、やっと終わった・・・こうして家路につくことができました。