海外逃避計画

アウンサン・スーチーは嘘くさい独裁者?

アウンサン・スーチーは胡散臭い?

アウンサン・スーチー氏と聞けば何が思い浮かぶでしょうか。

人権問題の闘志

現代のジャンヌ・ダルク

民主化を促す世界的に有名な指導者

そんな世間のイメージがあるかもしれません。

しかし彼女の化けの皮が、今暴かれ始めています。

・習近平総書記の招待によって訪中した時、世界が発言を期待していた、

中国政府の人権問題にまったく触れずに終わり落胆させたこと。

・ミャンマー西部でイスラム教徒の少数民族ロヒンギャと仏教徒が衝突し、

数百名のイスラム教徒が殺害されると共に、数千人近くが難民となったことについて、

仏教徒が国民の約9割を占めるなどの理由から積極的な発言を控え沈黙していること。

そんなアウンサン・スーチー氏ですがどうやらミャンマーの一般人からも

胡散臭く思われ始めているらしいのです。自由化の女神というただの神輿なのでは?と。

悲劇のヒロインとして、また軍政打破の民主化のリーダとして、民衆の支持を集め、

権力の座についたのはいいものの指導力はまるで発揮せず、利害調整や実務は下に丸投げ。

内部抗争が激しくて収拾がつかなくなる。そして言ってた公約すべて無視。

私が彼女を見て思い出すのは、一度やらせてみようでやらせた民主党

そう考えるとどことなく似ている菅直人鳩山由紀夫に。

耳障りの良いセリフを並べるものの実務能力ゼロの素人。

日本をさらなる困難と苦難に叩き落した張本人。そういえばアウンサン・スーチーも

90年代初頭に少数民族問題についてインタビューされた時、

「私たちが政権の座に着けば全て上手く行く」 と何の根拠もなく、

日本の民主党と全く同じようなことを無責任にも言っていました。

下手したら管・鳩山より薄っぺらいのかもしれないと思えてきました。

まあ人権を御旗に掲げてる人権屋ほど胡散臭いものは無いということは、

アグネス率いる日本ユニセフ福島瑞穂などの偽善者が証明しています。

部屋の中で空想に耽って理想を語ることなんて誰でもできる。

ただ偽善者とまで言ってしまうと少し可哀想なのかもしれません。

神輿としてシンボルとして単に祭り上げられてしまっただけなのかもしれません。

またミャンマーは軍事政権だから悪い、みたいなメディアにも首を傾げます。

ミャンマーは軍事政権でないと再びイギリスに乗っ取られるくらい国が貧弱でした。

中東やアフリカを見ればわかります。民主化が必ずしもいいとはいえないことを。

実際ミャンマー政権は、欧米政府、世界中のマスコミ全部を敵に回しながらも

上手くやっていたと思います。一つ間違えればリビアのカダフィや、

イラクのフセインのようにやられていてもおかしくありませんでした。

そう考えると昨年崩御されたタイのプミポン国王は、口先だけでノーベル賞を取った

アウンサン・スーチー氏よりよっぽど平和賞にふさわしい実績の持ち主だと思います。

タイの内戦だけでなくミャンマーの内戦の沈静化も実は彼の功績だったりします。

それ以外にもポケットマネーでバンコク市バスを赤字上等で運営したり、

陸の孤島みたいなところに独断で大学作って町興しをしました。

そうしてできた学校で勉強に集中できた学生が今のタイを支えています。

タイ人の我田引水的な政治の中でプミポン国王はただ一人黙々と、

足りない部分をポケットマネーで支えていました。治水、教育、各種インフラ、

直接利益になりにくい分野こそプミポン国王の独壇場でした。

そしてタイ国民にとっては永遠に生きてほしい存在でした。

理想論や綺麗ごとだけを語り、具体的な政策を語らない政治家は信用できません。

と言うより政治家が理想論を語りだすとそこで議論が止まってしまうと思います。

理想論を言うのは簡単です。戦争反対とか死刑反対とかそんなのは小学生でもいえる。

でも理想論じゃどうにもならかったから世界中の頭の良い人が、

知恵を出して色々な仕組みや法律を作ってきたのだと思います。

にも関わらず現実的な案を何も言わず耳障りの良い理想論をヒステリックに叫ぶだけ、

そんな政治家や自称知識人はずるいと思います。

具体策のない理想論は思考と議論の停止を意味します。

日本国内や世界での知名度で言えば圧倒的にタイのプミポン国王よりも、

ミャンマーのアウンサン・スーチー氏の方が高いと思います。

しかし得てして知名度とその実が違うと言うのは歴史が証明しています。

華やかであるが薄っぺらい政治家と地味だけれど重厚な政治家。

どちらが本当に国民のためになっているのだろうか?

そう昨年のタイの国王プミポンが崩御されたことで少し考えてみました。