カナダのバンクーバーでのワーホリ体験記7 英語学校での日々

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英語学校の授業は、中学や高校の英語の授業に比べると当然ですが、スピーキングやリスニングを重視した授業でした。文法の授業もありましたが、私は、I HATE GRAMMAR、と授業中に公言し先生を困らせていました。ちなみに私たちの担任の先生は過去に北九州で英語の先生をしていたらしく日本語がペラペラでした。

また私が通っていた学校では、というよりもカナダの語学学校どこでも同じような制度はあるのですが、英語オンリーの学校でした。校舎の中では英語のみ。同じ日本人同士でも日本語で話すのではなく英語で話さなくてはいけませんでした。かつ罰則もありました。確か掃除でした。

トイレで日本人の友人と会い、ちょっと日本語で話していたりすると廊下から、オンリーイングリッシュ!とよく怒られました。しかし日本人同士で英語で会話することの恥ずかしさったらありません。まるでルー大柴になったような感じになり赤面しながら話していたことを覚えています。

私以外のほとんどのメンバーは1か月前くらいからの同じクラスで勉強していたらしく既に仲が良かったのですが、私も3日とかからずクラスに溶け込むことができました。そしてそれ以降というものほぼ毎日のように学校帰りに同じクラスの韓国人の女の子の部屋に皆で大挙して乗り込み昼間から酒盛りをするようになりました。

既述のように私はその中で最年長ということもあり、待遇は上げ膳添え膳でした。韓国では儒教の影響が強く目上の者に対する礼儀がしっかりしています。それは日本人の私に対しても同様で、私のグラスが空くや否や必ず近くの韓国人の子らがお酒を注ぎ、皿が空くと料理をよそってくれたものでした。

ちなみに酒盛りではビールから始まりウイスキーのコーラ割り、そして時には韓国の焼酎ソジュを良く飲んでいましたが、当時現役で酒が飲めた私は一緒にいた韓国人も日本人もメキシコ人も台湾人も残らず全員つぶしてやりました。しかしその代償は大きく、私も記憶を飛ばすことが何度もありました。

記憶を飛ばしたと言えば、一度バイトで死ぬほど疲れてから皆と合流して飲んだ時のこと。皆で車座になって飲んでいて突然マンガや映画のワンシーンのように電気が切れた人形のように突っ伏して潰れてしまったこともありました。

また朝二日酔いの状態で起きて昨晩の記憶がなく、携帯電話を確認してみるとした覚えの全くない複数の友達への発信履歴がありったこともありました。そして電話で変なことを言っていないか確認と謝罪の連絡をするなんてことも何度かありました。まさに浴びるように飲んだ日々でした。

カナダはお酒に厳しい国。それこそ日本では考えられないくらいです。それはお酒を飲みながら歩くどころか、外でお酒を飲んだだけで捕まるような厳しさです。カナダではマリファナよりもお酒の方が重罪でした。

そんなお酒に厳しい国であれだけ飲んでふらふら歩いて帰ったりしてよく捕まらなかったものだと今でも冷や汗が出ます。