パタヤで気づいたらロシア人をナンパしていた話

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シラチャに住んでいた時のこと。シラチャにはたくさんの日本人がいました、しかし、あまり西洋人は見かけませんでした。しかし、パタヤには西洋人が一杯います。面白いくらい棲み分けができていました。そしてパタヤでは日本でもバンコクでもなかなかお目にかかれないほどびっくりするくらい綺麗な西洋人を見かけることがありました。

あれはパタヤのビーチロードを歩いていた時の事。目の前から褐色に肌を焼いたスタイル抜群な綺麗な西洋人が歩いてきました。ロシア人かしら?知らず知らずの間に、めっちゃ綺麗な人だ!と口に出していました。するとそんな私の言葉に反応したのか、何?と向こうから話しかけられてしまいました。

相手にリアクションされてしまった手前、ジャパニーズ苦笑いで誤魔化すわけにもいきません。正直に、貴方があまりに美人だから日本語でめっちゃ綺麗と言っただけです、と話しました。パタヤの海辺がそうさせたのか?恥ずかしげもなくそんなことを言ってしまいました。

しかし、よくよく考えたらこれはナンパだな。すかさず、いや違うんですこれはナンパじゃないんです・・・と慌てて否定しました。彼女は一瞬びっくりしたようでしたが、私の慌てぶりが面白かったのか終始笑顔でした。とりあえず気分を害したようには見えなかったのでほっと一安心しました。そして、パタヤがそうさせたのか?気づけば話を続けていました。

えーと今一人ですか?

>そうだけど・・・

あー、良かったらお食事でもどうですか。ああっ!食事がダメならお茶でもいいんd・・・

>んー、OK!

ん?マジで!

そんな感じで成り行き任せではありますが、人生で初めての西洋人へのナンパは成功したようでした。そしてそのまま近くの海岸通りにあるこ洒落カフェに入ることになりました。どうやらというかおそらくそうなんだろうな、と思ってはいましたが彼女はロシア人でした。

感覚的には日本の人気バラエティ”YOUは何しに日本へ?”で綺麗な女の人が出てくるとバナナマンの二人が”あれロシア人?”と言っているのと同じかもしれません。彼女のスタイルがあまりにもいいので、思わず、あなたはモデル?ひょっとしてスーパースター?そう尋ねていました。

すると彼女は、違う笑ただ観光で遊びに来ているだけだよ、でもありがとう、と笑いながら言っていました。ただの私の勘違いだったのですが、それが思わず功を奏したようでした。そのおかげもあって、その後、彼女と良い雰囲気になり会話もはずみ・・・トントン拍子話も進み彼女のホテルで甘いひと時・・・・・とは残念ながら行きませんでした。

まあ、その後は普通に会話をして、小一時間同じ時間を過ごしてお別れとなりました。現実はこんなもんですよ。最後に連絡先を、と思ったのですがLINEはやっていないということだったので、携帯の番号を聞くだけで終わりました。まあ、それだけでも大収穫ではないでしょうか。何より日本男児として自身がつきました。そしてどこか満ち足りた気分で家路に着くことができました。