タイももうちょっと頑張れ。アジアが中国の魔の手に落ちる。

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日に日に強くなる中国の介入 中国政府の要請でタイ入国拒否も

【ニュースソクラ編集長インタビュー】香港民主化運動のリーダー、黄之鋒氏と周庭氏

香港民主化運動のリーダーで新党デモシストの秘書長を務める黄之鋒氏と同党常務委員の周庭氏が来日し、14日にニュースソクラのインタビューに応じた。香港返還20周年の7月1日を控え、「私たちにはアジアへの渡航の自由すらない」としたうえで、「中国の覇権が強まる中、民主化での香港の未来は日本の未来にもつながっている」と語った。ふたりは2014年に香港中心街を占拠し行政長官を民主選挙で選ぶよう求めた市民運動を主導した。当時は十代の若いリーダーとして話題になった。

――習近平中国主席が香港を訪れる返還20周年の7月1日には何か行動するのですか。

黄氏 毎年実施していることですが今年も民主化や自立を求めてデモをします。港から政庁までのデモで、それに参加する予定です。

――習政権が誕生してから非民主的な動きは強まっているのですか。

黄氏 習政権になってから年々歳々中国政府の介入は強くなっています。(香港の憲法とされ全人代で採択された)基本法に書かれている「一国二制度」とは異なる動きです。

――「一国二制度」にはいろんな解釈があるのではないですか。

周氏 基本法では軍事と外交以外は自治を認めると書いてあります。形は立法権などがあるようにも見えますが、実際には中国の影響力が日に日に強くなっています。いまは全人代は基本法の解釈権を保持していますし、立法会議員の議席を取り消す権利も中国が持っています。どんどん中国のコントロールが強まって、一国一・五制度になってしまっています。

――どんなところが一・五制度といえるのですか。

黄氏 香港では2年前、反習政権の著作を販売していた書店店主5人が当局に中国やアジアの国に拉致され、中国で長期間拘束されたことがありました。大変な事態です。最近では親・中国派として知られていた不動産王が香港のど真ん中フォーシーズンズ・ホテルから拉致され、いまだ解放されていません。街中で当局が誘拐するんですよ。台湾でも同じようなことが起こっています。

周氏 香港は死んでいます。

――ふたりが不自由を感じることはありますか。

周氏 黄さんは昨年10月、バンコクの国際空港でタイに入国しようとして、一時的に拘束されて結局、香港にそのまま戻りました。タイの首相は入国拒否は中国政府の要請だと明らかにしています。マレーシアも入国拒否です。マカオや中国本土どころか、親中国の国には入れない。シンガポールのNGOと香港とスカイプで会議をしたら、NGOが捜査され、パソコンはいまでも警察にあります。私たちがストレスなく、自由に入国できるのはアジアでは、日本、韓国、台湾だけです。

――台湾とは似たような立場にありますが、連携はあるのですか。

周氏 学生のころから、台湾との民間交流はありました。同じように中国共産党と対抗しているわけですから。実は、今回訪日する前に台湾に行き、ひまわり運動の学生リーダー結婚式にふたりで参列して来ました。彼らの方がむずかしい立場にいるように思います。

――新しい行政長官はどうですか。

周氏 中国政府に対して大きな権力をもっているとは思えません。

――2014年の雨傘革命は、結局は「成果」が得られていないようにみえますが、街頭デモは無力なのでは。

周氏 まったく成果がなかったとは思っていません。あの運動がなければ、新党のデモシストから若い議員の香港の立法会(国会に相当)議員への当選はありえなかったと思います。

――ふたりは恋人同士ですか。

周氏  (二人とも大笑いして)ありえないです。香港でも誤解している人がいるのですが、黄には別に恋人がいます。それを隠したことはありません。私には彼氏はいません。

――日本や安倍政権にもとめることは。

黄・周氏 メディアや政界とだけではなく、一般の日本人とも交流をしていきたい。日本は全般的に政治に無関心な層が多くなっていますが、もっと香港のことを知ってほしいのです。中国の覇権主義はより強まっています。香港の将来がどうなるかは、日本の未来にも関係しているのです。

引用:ニュースソクラ

タイでも入国拒否。ちょっと笑えないニュースですね。最近の中国は王様の様に振る舞っていますね。覇権主義丸出しです。まあそれに唯々諾々と従ってしまう各国もどうかと思いますが。しかし東南アジアの華僑の浸食具合はすさまじいものがあります。

それはテレビなどを見ていても一目瞭然です。今やタイのドラマや映画で主演やスポットライトを浴びているのは純潔なタイ人ではなく華僑の血が混じった色の白いタイ人ばかりです。皆不自然に色が白い。政界・財界ともに華僑・中国パワーとマネーにどっぷりと浸っています。

東南アジアは中国の裏庭、とはよく言ったものです。確かに既に衛星国のようになっています。そんな中、東南アジアは日本へ救いの?目を差し向けています。最近になってようやく日本の政治家や企業家も東南アジアに目が向きつつありますが遅きに失している感は否めません。

カンボジアやネパールなどは既に中国の傀儡政権のようなものが出来上がっています。華僑の多い、タイ、マレーシア、シンガポールなどは飲み込まれるのは時間の問題なんじゃないかと心配でなりません。人口の多いフィリピンやインドネシアなどはまだそこまでではないですが、政財界は華僑マネー漬けになっています。まあそのおかげで中国人への怒りが爆発して排斥運動すら起きているのですが。

やりすぎと言えば台湾問題もそうです。中国がどんどん台湾と国交のある国を懐柔しています。このままでは台湾が今以上に孤立してしまうのは目に見えています。そういう意味では中国は息の長い戦略が得意とも言えます。

しかし、このような現状で日本は何ができるのか?本来は台湾とも国交を開くのが一番良いのでしょうが、そんなことをすれば中国との仲は決定的に悪化して戦争にもなりかねません。日和見主義で漁夫の利を得ようとしているヨーロッパは全く頼りにならないので、やはり単純そうなトランプを利用するしかないのかもしれません。

台湾は日本の周辺国の中で唯一まともな国なので、見捨てることはしてほしくありません。頭の良い人何か台湾を助ける手を考えてください。