ついにタイのPRに乃木坂が採用されました。この動画見た第一印象は・・・見たことのないタイ料理ばっかりだ、でした。タイに20回以上入国し、通算5年ほど滞在していますがどれもこれも見たことがないものばかりでした。
そして、タイマッサージも私の知っているタイマッサージじゃない。あれスパや。リゾート。それにしてもお洒落な動画でした。おしゃれすぎて何もいうことがない。まるでタイではないようでした・・・しかしこの感想ははたして良いのでしょうか?タイらしさ、THIS IS THAIをアピールした方が良い気がするのですが。
タイにトータル5年以上住んでいますが、逆に新たにタイの美しいところを再発見させてくれたということでもあります。しかしバンコク編はあんなところ行けるのはリア充のみかと思われます。少なくとも私は行ったことありません。
あそこに置かれているものは日本に置かれているものより高価だと思われます。そしてあんな創作タイ料理見たことも食べたこともない。何だあれは?それにあそこのマッサージ屋一時間いくらするんだろう。
でもやはり、と思います。確かにお洒落な映像ですが、どこかで見たことあがあるものばかり。高層階からの夜景や、おしゃれなバーやレストラン。そんなものは世界中どこの国の首都やビーチにも同じようなものがあります。もっと言うともっとすごいものが既にニューヨークや東京にあります。
確かに、こんなタイ知らなかった、だけど何か違う気がする。かと言って、本当のタイらしさはとは何か?、といわれても分からないのですが。それでもあのゾウの映像はすごいと思いました。延々と続く動画よりも、この一瞬ではっとさせられました。
アユタヤ編だけがタイらしいと、タイの良さが出ていると個人的には感じました。それ以外は世界中どこでも同じ映像が取れそうです。アユタヤ編の1分55秒当たりで僧侶に糸のミサンガ?をつけてもらうシーン、あれは良かったと思います。
このミサンガ。タイでは魔除け・霊避けになるのですが、私も昔チェンマイ在住時にドイステープの頂上にあるお寺にてつけてもらったことがあります。本来は僧侶は女性に触れないので、近くにいる人が代わりにつけることになります。動画でもその辺は映していませんでした。そのことを知っていたのか、たまたまなのか。まあ政府観光庁の動画なので前者だとは思いますが。
タイでは現在進行形でバンコクの清浄化が進んでいます。世界最大の屋台街と呼ばれる、町の風物詩(だと個人的に思っていた)の屋台を撲滅しようとしています。その期限をタイ政府が正式に2017年末と切ってしまいました。
しかし、と思います。これからタイが世界中の観光客に売り出したいのは、このような世界中のどこにでもあるようなオシャレなレストランやスパや夜景なのでしょうか。そこにはタイらしさがあるのでしょうか。ただ単にどこにでもあるような普通な国になるような気がします・・・まあ私のような不良外国人が心配するようなことではないのですが。