カナダのバンクーバーでのワーホリ体験記15 バンクーバーでタイ人に囲まれる

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一応ではありましたが、バンクーバーでマッサージの仕事を見つけることができました。しかしフルタイムの仕事ではありませんでした。勤務は一日4時間の週3日のみ。とてもじゃありませんが満足の行く収入は稼げません。というわけで同時に別の仕事を探すことにしました。

何か良い仕事はないか?治療院のオーナーに紹介されたのがタイ料理屋のキッチンヘルパーの仕事でした。おお!カナダのバンクーバーまで来てタイ料理屋で働くことになるとは・・・。やはり私とタイの間には何か切っても切れない縁でもあるのか。それとも自分からその縁に飛び込んでいるのか。気づけばタイ人とばかり仕事するような環境になっていました。

しかし初めに紹介されたタイ料理屋は閉店間際の店でした。約束された日時に店に伺うと面接をすっ飛ばして今から働いてほしいと言われました。実はその店は、もうすぐ店を閉店する予定だったのですが、閉店までは通常業務をしていたので、まさに猫の手も借りたいくらいの忙しさでした。

職種はキッチンヘルパーと聞いていましたが、実際には、ウェイター、皿洗い、閉店後は店内にある荷物の搬出、と言った、要するに雑務全般をしていました。通常業務をしながらも閉店業務を同時進行するといったかなりアクロバティックな仕事内容でした。客にできた料理を出した後、店の奥にあるテーブルを外に搬出する、みたいなことを同時にこなすことになりました。

しかしその店は私が入って1か月ほどで閉店してしまうので、店のオーナーに違うタイ料理屋を紹介してくれないかと頼んだところ、知り合いの店を紹介してもらえました。その店がコマーシャルドライブにあったTHAI TAKE HOMEでした。バンクーバー時代は今から10年前のことで詳細な記憶が薄れつつありますが、ここだけは色々とあったのではっきりと覚えていました。

アポイントを取ってもらえたので面接に行くとそこにはタイ人の男性と日本人の女性がいました。どうやら夫婦のようでした。知り合いの紹介ということもありここでも面接というより雑談だけで採用が決まりました。

しかしその店は中々の繁盛店のようでした。そこでの職種もキッチンヘルパー。時給は10ドル(当時のレートで約1200円)でした。さすがに今日から来てくれというわけではありませんでしたが、人手不足は同様のようで来週から早速来てくれという話になりました。

こうして私はマッサージ屋の手伝いとタイ料理屋の仕事を兼業ですることとなりました。