海外逃避計画

カナダのバンクーバーでのワーホリ体験記17 理想と現実はやはり違う

バンクーバーでの仕事。

マッサージ

本来これがやりたくてカナダのバンクーバーくんだりまでやってきました。最大の目的でした。が、いつの世も理想と現実は違うものです。私がバンクーバーでやっていたことと言えば、基本は受付に座っての電話番でした。

まあ、と言ってもほとんど電話などはかかってこず、たまーにかかってきても名前を聞いてオーナーに受話器を渡すか、名前と連絡先を尋ねて後でかけ直す旨を伝えることくらいでした。そしてそれ以外の主な業務と言えば、オーナーが仕事をした後の部屋の清掃などをするくらいでした。

しかし、お客さんを取る、なんてことはしていませんでしたが、それでも治療の間に、あくまでサービスとして、足裏マッサージや体のマッサージをお客さんにすることはありました。しかしそれより何より、オーナー自体に私のマッサージを異様に気に入られてしまい、終業時間が近くなると、今日もマッサージしてくれ、と言われてほぼ毎回の様にオーナーの体をマッサージしていました。

途中から、俺はひょっとしたらこのために雇われたのではないか?そう思うほどの頻度でした。そういうわけで正直この治療院での仕事で満足いくマッサージの仕事ができることも、ましてや英語が上達するといったことも特にありませんでした。

タイ料理屋

私は確かキッチンヘルパーという肩書で仕事を始めたはずでした。しかし最終的に私は、調理場での雑務全般をやらされていました。調理のヘルプ、野菜の皮むき、肉料理の仕込み、飯炊き、洗い物、ゴミ捨てなどなど。まあそれでもタイ料理が大好きなので、いつでもタイ料理を食べることができる職場環境は悪くはありませんでした。

ちなみにこのタイ料理屋で働いている従業員は、くっきりはっきり分かりやすく分かれていました。調理場は、基本的にタイ人とラオス人のおじさんとおばさん。ホール・レジは、白人の女の子。このうちのホール嬢は正直スケベなオーナーが顔で選んでいるのではないかと思うくらい可愛い子がそろってました。・・・写真で見るとそうでもないかな?

まあ、こういう写真でおちゃらける中には本当に可愛い子は写ってなかったりするわけで・・・それに悲しいかなロマンス的なことは何もなかったんで、あまり関係ありませんが。そんなわけで自分の置かれている状況にちょっと引っかかりつつもとても忙しい毎日を送っていました。