海外移住日記第59話 もうYOUTUBEなしでは生きられない

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シラチャでの仕事は暇疲れする

私がシラチャで新たに働き始めたのはある年の1月の末からでした。そしてそこから数か月(1月から4月)が業界的に最も忙しい時期でもありました。そのためバンコクで研修中に先輩の日本人スタッフから、覚悟しておいてくださいね、そう言われていました・・・しかし、感想としては、正直大したことねえな、でした。

この会社に比べると日本のブラック不動産会社の方が万倍忙しかった。それに前社の鉄鋼会社の方が心身的に数倍きつかった。それらに比べると多少わちゃわちゃ(研修の意味がなくほぼ初めての仕事の為)してはいましたが、シラチャでの仕事を忙しいと感じることはありませんでした。

むしろ暇疲れするほどすることがありませんでした。そんな暇を持て余す時間。仕事中に時間が有り余っていたので、会社のパソコンを使って副業ができるほどでした。また、それでも時間が余るので、同時にタイ語の勉強もやっていました。ちなみにその時の勉強が現在のタイ語の土台になっていたりします。

ちなみにシラチャでもう一人いた日本人の同僚というか上司は、ずっと日本のバラエティー番組やYouTubeで動画を見ていました。別に我々だけがそんな感じというわけではありませんでした。バンコクで研修中に一緒にした日本人スタッフも同様に、動画を見たり、マンガを見たりダウンロードしたり、映画や小説を見たり、して時間を潰していました。

そんな中、一人だけ、謎な人がいました。その彼は、サイコロを降ってその出目をずっと記録し続けていました・・・・・怖ぇー。何してるんですか?と聞くこともできず、ひたすら後ろでサイコロを振り続けていました。精神的に病んでいたのでしょうか?ま、まあそれはとにかく、皆有り余る時間を思い思いの方法でつぶすという毎日でした。

その職場史上、最も忙しい時期ですらその程度だったので、その後の時期は推して知るべしかと思います。現在、社内ニートという言葉がありますが、まあ、その一歩手前といってもいいかもしれません。いや、それよりはちょっとはマシかな。一応、我々にしかできない日本語対応という仕事があるにはあるので。

暇を持て余している施設警備員や、駐車場の管理人を想像してもらえれば分かりやすいかなと思います。そんな感じで私の第2の人生が始まりました。