カナダのバンクーバーでのワーホリ体験記25 カナダで料理に目覚める

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カナダでの生活も半年が過ぎて折り返しの時期になってきました。これくらいの時期になるとバンクーバーでの生活にも慣れ、仕事にも慣れ、彼女がいる生活にも慣れ(病んではいましたが)、バンクーバーでの日常が当たり前の生活になっていました。

お金に関しても仕事(マッサージ治療院とタイ料理屋)で稼いだ給料で十分暮らせるようになり、貯金すらできるようになっていました。またチャイナタウン至近に住んでいた、ということもあり安いスーパーや肉屋などがたくさんあったこともあり自炊も捗りました。

ちなみに昔ブラジルのサルバドールに住んでいた時記事参照も自炊らしきことは一応していました。しかしそれは今から考えるとひどいものでした。と言うかそもそもあれを自炊と呼べるのかどうかすらあやしい。しかしブラジルは外食しても美味しくないし高いので問答無用でした。ちなみに当時私がブラジルのサルバドールで作って食べていた料理は何かというと・・・

スタミナラーメン

近所のスーパーに売っていた日清の袋ラーメン(サルバドールのスラムのスーパーなのに種類も豊富でした)にネギとニンニクと生卵をぶち込んだもの。しかし友人からは、何もしてないのにスタミナつけてどうすんですか?と言われてしまいました。

つけ麺

同じく近くのスーパーに売っていた極細のパスタの麺をゆでて、醤油とだしの素で作ったスープにショウガのすりおろしとネギをいれたつけ麺。

肉野菜炒め

適当に買ってきた野菜と肉を適当に炒めた物とごはん。

以上の3つでした。今から考えるとよくこれだけの料理を無限ループするだけで半年間食いつないでいたなと思います。後半は私のあまりの粗食偏食ぶりを見かねたブラジル人の彼女が料理を作ってくれていたので何とかなっていましたが。

しかし、そんなブラジルのサルバドール時代に比べればカナダでの自炊は完全に料理をしていたと断言できます。キッチン設備がしっかりと揃っていたというのも大きいと思いますが、料理のレパートリーもかなり豊富になっていました。

定番のカレーや牛丼や親子丼、生姜焼きなどはもちろん、一時期は煮物なんてものも作ったりしました(オーナーから時間がかかりすぎるとキレられてやめましたが)。さすがに油ものまでは手は出せずにいましたが、それならと少しシフト変更してグリーンカレーやトムヤムクンなどのタイ料理やナシゴレンやミーゴレンなどのインドネシア料理なども作っていました。

おかげでというかそのせいで私のステイ先のキッチンはかなりエキゾチックな香りがするようになっていました。当時のオーナーはエスニック系の料理が好きだったので怒られませんでしたが、ステイ先によってはキレられていたかもしれません。

そんなこんなで私の趣味=料理は、かなりいびつな形で進んでいきました。


男の料理基本の「き」 [ 一個人編集部 ]