タイ語40 タイ語時制あれこれ

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言葉を覚えるのに一つの壁となるのが、時制、だと思います。現在形、未来形、過去形・・・。これくらいならまだいいですが、それに加えて未来完了やら過去完了やら・・・こんな言葉をいきなり教えられて、よーし外国語を覚えよう、なんて思うやついるんですかね。日本の英語教育は根本的に間違っているような気がします。

その点タイには基本的には時制はないと言われています。つまり英語のように動詞が変換されることがないということです。タイ語の場合は、ただただ単純です。明日の話をしたいなら、明日(プルンニー)、という単語を文章にいれるだけで未来形となります。また同様に昨日の話をしたいなら、昨日(ムアワーン)、という言葉を文書に入れるだけで過去形となります。

現在形

ご飯を食べに行きます:パイ・キン・カーオ:ไปกินข้าว

未来系

明日ご飯を食べに行きます:パイ・キン・カーオ・プルンニー:ไปกินข้าวพรุ่งนี้

過去形

昨日ご飯を食べに行きました:パイ・キン・カーオ・ムアワーン:ไปกินข้าวเมื่อวาน

なんて便利なシステム。have, will have, had・・・なんて覚える必要はありません。ただ未来を示す言葉を入れずとも未来形を作ることもできます。それが、ジャ(จะ)

ジャ+動詞、で、~するつもりだ、という意味となります。

同様に過去を表す言葉を入れずに過去形を作ることもできます。それが、レーオ(แล้ว)です。ただややこしいのが、これが厳密にいうと過去形ではなく完了形だということ。

動詞+レーオ、で、~し終わった、という意味になります。

しかし日本の英語教育でもそうなんですが最初に文法を詰め込みすぎて、どれがどれだっけ?などと頭の中で考えすぎて訳が分からなくなり結局言葉が出てこない、なんてこと海外行くとあったりします。

正確な文法を使おうとするあまり、言葉が出てこず、会話ができない、英語が話せない。まさに本末転倒だと思います。正直英語だろうがタイ語だろうが、日本語だろうが、きちんとした文法を完璧に話せている人なんて国営放送のアナウンサーくらいです。

つまりあまり考えないほうがよいと思います。タイ語検定を受験しようとしているのならともかく、そんなしょうもないことを考えるよりも、多少文法間違っていることなんて気にせず、ガンガン話しかけていったほうがいいと思います。

タイ語学習には以下の二つの辞書が必携です。

音で引く・タイ日実用辞典第2改訂版 [ 岡滋訓 ]


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