海外移住日記第63話 シラチャでの食生活事情

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シラチャでの外食事情は?

シラチャには日本食屋がたくさんあります。しかし、私は日本食にそこまで興味がありませんでした。私は基本的にタイ料理が大好き人間。タイ料理が好きでタイに来たと言っても過言ではありません。そのため3食タイ料理で全く問題ありませんでした。しかし、そうはうまくいかないのがシラチャという町。

というのもシラチャには、色々ちょうど足りません。タイ料理屋は確かにあります。しかし、その多くは一人で入るのは憚られるようなイサーン料理屋。基本友人の少ない私。一人飯はお手の物なのですが、それでもやはり毎日一人飯をしていると気分が滅入っていきます。

シラチャは、バンコクのようにどこでも何時でもさくっとタイ料理が食べれるというわけではありませんでした。シラチャは夜の9時を超えると途端に何もなくなってしまいます。残るのはお酒がメインの店か、日本食の居酒屋しかなくなってしまうのがシラチャクオリティでした。それならば他の料理はどうか?それは日本化されたシラチャの悲しいところ。シラチャにはほとんどタイ料理と日本料理屋しかありませんでした。

世界中どこにでもあると言われる中華料理屋すらありません(台湾料理屋はあるけど1軒のみでした)。何でも過去にもう一店あったらしいのですが潰れたとのことでした。それじゃあインド料理屋はどうか?パタヤには腐るほどあります。しかし、それもなし。これも一軒あったらしいのですが、やはり潰れてしまったらしいです。

韓国料理屋はどうか?これはシラチャ中心部アサンプションという交差点付近に一軒あります。しかし、信号のないスクンピッド通りを横断しなくてはいけない。これが面倒くさい。何やらもっと内地の方に向かえば数軒の韓国料理屋はあるらしいのですが、何もそこまでしてまで食べたいわけではありません。

意外なのはベトナム料理屋が2軒あることでした。これは昨今のベトナム人労働者がタイの経済を支えている影響かもしれません。ただメニューはというと・・・フォーがあるだけでそれ以外はほとんどタイ料理屋とあまり変わりませんでした。しかも何故かこじゃれたカフェみたいな作りにしているプラス21時閉店とあまり利用できない感じです。

洋食はどうか?一軒イタリア料理屋がありましたが、値段が高いと有名でした。当時はその店以外はなし。私がかつて住んでいた時にもちらほらとファラン(西洋人)を見かけましたが、いったい彼らは何を食べていたのだろうかと不思議になるほどでした。タイ料理か日本料理か自炊なのか・・・。

しかし、味を変えるという意味ならばステーキ屋が何軒かあるのが救いでした。牛肉は食べれたものではないですが、鶏肉と豚肉は食べられます。そしてたまに食事の気分転換をするにはちょうどよかったです。そんな食生活の乏しさ、またタイ料理屋の利用のしにくさがパタヤに足を延ばす遠因の一つになったとも言えます。



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