カナダのバンクーバーでのワーホリ体験記31 バンクーバーの悪友T

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カナダで知り合った友人T。通い始めた学校のクラスメイトで気づけばいつも一緒にいました。クラスメイトから、二人はいつも一緒にいるよなー、と言われた時、Tは間髪入れずに、BECAUSE WE ARE BEST FRIEND、と言っていました。

よくそんなセリフ言えるよなー、なんて思いましたが、ちょっと嬉しかったのはここだけの話。しかしこんなセリフ日本だとマンガやドラマだけの話ですが、さすが海外。そして英語だったからこそ言えた・聞けたセリフだったのだろうと思います。

そんな友人Tは常々堂々と、俺はマリファナを吸いにバンクーバーに来た、と言っていました。まあ誤解を恐れずにいえば、カナダのバンクーバーに留学生でマリファナをやったことがない(お試し含め)方が少数派なのではないでしょうか?

ちなみに私がバンクーバーで知り合った留学生だけでいえば、90%近くはしたことがあると思います(日本人だけでなく国籍問わず)。それくらいバンクーバーではマリファナはごく普通で身近なものでした。それこそ今の日本での騒ぎがバカバカしく思えるほど。

そんなT。バンクーバーに快楽だけを求めてやってきたのかと思いきや、意外にまじめに働いていました。留学生が仕事を探す時には、英語学習と給料を稼ぐことが目的ではあるのですが、どうしても同じ国出身者や、せめて同じ学校や友人が働いているところを選びがち(特に日本人留学生はジャパレス、日本食屋、日本人を相手にしたお店を選びがち)になります。

これは別に日本人だけではなく、韓国人は韓国料理屋や韓国人が多く働いているところ、メキシコ人はメキシコ料理屋やメキシコ人が多く働いているところ、台湾人は・・・以下同上で各国の留学生が同じような行動を大なり小なりとっていました。

しかし、このTはどこで見つけてきたのか、住民の6、7割がアジア系と呼ばれるバンクーバーで、客層はほぼ欧米系、働いているのは全員北中南米系というこじゃれたメキシコ料理屋で働き始めました。私のようにやりたい職種がピンポイントで決まっている場合はさておき、このTのようにかなりストイックな状況のレストランで働くのは珍しいです。

一度友人の働くメキシコ料理屋までクラスメイト数人と遊びに行ったことがありますが、かなりの人気店のようで夕方から店内はお客で一杯でした。私たちが行くことは話していなかったので、私たちの姿を確認したTはかなり驚いていました。

まあ通常の店内の客層とは全く違う私たちが来た時点でかなり浮いていたのですが、Tを見つけた私たちが大きく手を振ってアピールしたので余計にびっくりしていたようでした。普段飲むビールやソジュやFIRE BALLとは違い、各種フルーツのサングリアをがぶ飲みしていた私たちにオーナーからテキーラのプレゼントがあり、さらに大盛り上がりとなりました。

まあその間Tはずっと忙しそうに働いていたのですが。



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