タイの交通事情
タイの交通事情と言えば、何を思い浮かべるでしょうか?やはり一度はニュースで聞いたことのある言葉、世界最悪の渋滞、なのではないでしょうか?バンコクにおける渋滞はまさにそうです。特に朝夕の渋滞は想像を絶します。
そのせいでしょうか?タイでは会社での遅刻はかなり多めに見られています。特に大雨が降った時などは、道が冠水してるから1時間くらい遅れます、とか平気でタイ人の従業員が連絡して、日本人は頭を抱えているとか。BTSや地下鉄沿線でないとまっとうなビジネスはできないのが現状なタイ。
その前にタイの交通費について。私は現在パタヤにて暮らしています。パタヤに関して言えばソンテウという、相乗りバスが10B(30円)で縦横無尽に走っているので困ることはありません。また街自体がノース、セントラル、サウスと大まかに別れてはいるのですが、基本的に徒歩が多いので普段交通費にお金は使っていません。
一般情報として、バンコクの場合。BTSと呼ばれる高架鉄道が15Bから、地下鉄が14Bから、タクシー初乗り35Bから。市営バスは定額のものと行き先によって変動するものがあります。10B~(30円)から。トゥクトゥク、モータサイ(バイクの後ろ)などは交渉になります。
~モータサイについて~
今回はそんなタイの交通事情とその脇を高速で走り抜けるモータサイについて。基本的にはタイでモータサイ(バイクの後ろ)に乗ることはお勧めしませんが、もしどうしても貴方がタイでモータサイに乗らなければいけないのなら、せめて裏道や狭い路地を通るだけにした方が良いです。何故かというと事故を起こす可能性が非常に高いから。
最近ではモータサイのドライバーはヘルメットをするようになりましたが、後部席に乗る我々客はノーヘルメットです。事故したら大怪我します。そして必ず決まってとんでもないスピードを出します。何かに後ろから追われているのかと思うくらいのスピードで道を走ります。
私は一度、ラマ4世通りからアソークの交差点までモータサイで40Bで行ってもらった時、大通りを通らざるを得なかったのですが、走っている車と車の間を高速で走りぬいていくので2度ほど事故りそうになりました。また車との接触だけでなく、同じく高速を出して走っている、他のモータサイ同士の接触もあります。タイでは渋滞で泊まっている車と車の間の横抜け縦抜けは当たり前なので、その狭い間をすごいスピードで走り抜けようとします。
あとモータサイといえば、タイの道路にはよくスピードを落とさせる減速用のこぶが、裏道や施設内の道路に作ってあることが多いのですが、何故かそのこぶ車道と歩道の境のところで途切れていることが多いのです。モータサイのドライバーはそのこぶの途切れている狭い隙間を高速で通り抜けようとするので注意が必要です。何ども、ゆっくり行ってくれ、スピードを落としてくれ、と言っても笑ってマイペンライと言われます。正直あの笑顔に殺意を感じます。
正直タイでは車とバイクの運転はしない方がいいです。バンコクで悪名高い不動産会社で働いている友人はバイクの運転をしていますが、タイで働くことになった日本人は必ず1度は事故るよ、洗礼だよ、などと意味不明なことを笑いながら言っていましたが、その笑顔にどこか狂気を感じました。
大手の会社であれば絶対に日本人従業員に車・バイクの運転はさせません。まあこれは従業員の体の心配をしているというよりは、高額な治療費や損害賠償のことを心配しているのだと思いますが。でも真実です。では自転車はどうかというと、これも危険。お勧めしません。そもそもタイの歩道は自転車が走れるようになっていません。
余談ですが、昨今、日本でも自転車は歩道じゃなくて車道を走れと法律が変わったそうですがあれはどうなんでしょう?確かに歩道で自転車と歩行者の事故が増えているのかもしれませんが、自転車を車道で走らせたら今度は車と自転車の事故が増えるだけなのではないでしょうか?
そういえば最近タイでもいわゆるロードバイクが車道を走っていますが、まるで狂気の沙汰としか思えません。自殺行為です。というかもし健康の為に自転車を使っているのなら、あのとんでもない排気ガスの中で走っている時点で自転車を使った健康度合いは帳消し、というかマイナスな気がします。
以上、完全主観によるタイにおける交通事情、モータサイ事情でした。