タイのドラマを見てタイ語の勉強を試みる1

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タイのドラマでタイ語の勉強

タイに住み始めて、働き始めて改めて思うタイ語の重要性。そらタイに住んでいるわけですから、その国の言葉が理解できた方がいいに決まっています。しかし今更タイ語学校に通うのは・・・休みの日くらいのんびりしていたい。学校代も高いし。

という訳で何とか自然にタイ語を覚えれないかと模索していたことがありました。一時期はとりあえず会話が大事だと思い何とかしてタイ人と話そうと町に出ていました。でもどうせ会話するなら女の子と会話したい、なんて思いスナックやカラオケに入り浸っていたるようになりってしまいました。

しかしある日ふと思います。あれ?俺いつも同じ会話している。そこで気づきました。毎回違う店に行って、席について、女の子選んで、自己紹介して、口説いて・・・って毎回同じ会話をヘビロテしているだけじゃないかと。結果、この上記のローテーションの会話は飛躍的に上達しますが、それ以外の言葉はさっぱりでした。

それでも語学学校に行く腰は上がらない私が次に考えたのは、タイのテレビを見る、でした。はじめはニュース番組をとりあえずBGM替わりに点けていました。しかしつまらない。すぐに飽きてしまったのですが、これではいけないと思い、思い至ったのがタイのドラマでした。

このタイのドラマを見るというのは意外に良い勉強になりました。何といってもタイのドラマはワンパターンです。ある種水戸黄門みたいなものです。そのストーリーのパターンとは、身分の違う男女が出会って恋に落ちる。そこに意地悪なライバルが登場して、主人公と恋人を奪い合う。これです。ほぼこれだけです。

そして不自然なほどのばっちりメイク。なんで寝起きやシャワーから出てきたのにメイクばっちりなんだとつっこみどころ満載です。そして舞台は、私がタイ歴5年以上いてみたこともない豪華な洋館。そしてタイのドラマだというのにメインの登場人物は皆、色の白い華僑系のタイ人ばかり・・・・

でもでも、タイ語を勉強のためにはこのワンパターンさが良い教材になります。つまりワンパターンがゆえに、何を言ってることは分からないけど言いたいことは大体わかる、わけです。

そして1つドラマを見終わって、また別のドラマを見始めるとストーリがワンパターンのため前回聞いたようなセリフが出てくることに気づきます。というよりも前回見た俳優がまたまた同じようなキャラで別のドラマに出ていることさえあります。木村拓哉は何をやっても木村拓哉、みたいな現象がドラマ全体で起きているようなものです。

日本でも昨今ドラマの脚本がつまらない、月9の視聴率がヤバいなんて話を聞きますが、それでもタイのドラマに比べればまだマシです。しかし一時期韓流ドラマが流行った(本当に流行ったのかは謎ですが)時も言われていたのは、昔の日本のドラマみたいだ、でした。いわゆる懐古的な心情が人気につながったのかもしれません。

ひょっとしたら今の練りに練って訳が分からなくなっている日本のドラマよりもタイのワンパターンのドラマの方が面白く感じるのかもしれません。



音で引く・タイ日実用辞典第2改訂版 [ 岡滋訓 ]


デイリー日タイ英・タイ日英辞典

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