世界でも最も日本人が密集している日本人街。

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世界一?珍しい日本人街

私が住んでいるパタヤはタイのチョンブリ県に位置します。そのパタヤから北に30㎞、30分ほど行ったところに同じくチョンブリ県であるシラチャという名の面白い町があります。このシラチャ、世界的に見てもとても変わった街である。

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世界にはいわゆる日本人街と呼ばれるところがいくつかあります。アメリカ、ロサンゼルスのリトル東京、ブラジル、サンパウロにあるリベルダージ、最近ではバンコクのBTSプロンポン駅からエカマイ駅周辺などは日本語一色です。

そんな中でもここタイのシラチャはおそらく世界で最も日本人密集率の高い日本人街。シラチャという狭い町の中に10000人を超えると言われる日本人が住んでいます。

シラチャと言う町が出来たわけ

それは何故か?まずシラチャ近郊には複数の工業団地が存在する。アマタナコン、チョンブリ、ピントン、レムチャバン、さらにはチョンブリ県の下にあるラヨーン県の工業団地などなど。それらの工業団地にある会社に勤める日本人駐在員やその家族、また現地採用者などがこの町に集まるように暮らしています。

そしてその日本人を相手にした商売をするタイ人や日本人が集まることによって、急速に発展した人工都市なのである。その為日本人が住みやすいような町になっています。シラチャに住む友人曰く最近欧米人をちらほら見かけるらしいが、この町に住む日本人以外の外国人は住みにくいだろうなと思います。

シラチャの特徴

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この町を訪れて一番変わっているというか便利だなと思うのは、徒歩圏内に生活に必要な全てが揃っているということ。例えばスーパーTopsと2015年にオープンしたばかりのイオンがありまする。ちなみにイオンは24時間営業。閑散としているイメージですが。スーパーでは野菜やフルーツが高いという人には、海沿いの方に向かうとシラチャ市場があります。またマッサージ屋美容院も当然あります。さらにはイミグレーション警察署市役所郵便局病院も英語、日本語が通じるパヤタイ病院サミティベート病院があります。

日本人が大挙して押し寄せて形成された町という背景がある為、日本食屋に至っては、一般的な食堂からすし屋居酒屋うどん屋ラーメン屋など非常にバリエーションに富んで並んでいます。また変わったところでは、つけ麺屋担々麺屋たこ焼き、やきそば屋台なんかもあったりします。

また歓楽街という意味でも異様に発達しています。その姿はまるでリトルタニヤである。数多くのスナックカラオケが密集している。その周辺にはディスコなんてものまであります。そこで働いている女の子に尋ねてみても、田舎からバンコクなどを経由することなく、直接シラチャを目指して働きにくる娘が多いということ。それだけタイでもこのシラチャと言う小さな町が知られているようです。

ただ小さい町だから観光という意味ではすることが何もありません。地元の人に聞いてもロビンソントゥクコムというデパートくらいしか行くところがないと言うデメリットもあります。あとは海が近い(泳げないほど汚いが)のでロイ島という島があり、そこからシーチャン島に行けるくらいだそうです。

そんなシラチャですが交通の便が非常によく、パタヤへはロットゥ(ハイエース)50Bソンテウで(乗り合いバス)20Bほどで行くことができます。ちなみにバンコクからシラチャまでは、大型バスで86B、ロットゥで100B(エカマイ、アヌサワリーどちらかまで)行けます。

また先述したトゥクコムというデパートの隣にバス乗り場があり、そこからドンムアン国内空港スワンナプーム国際空港まで直行バスまであります。さらにはロビンソンにほど近いスクンピッド沿いからは、チェンマイなどの北部方面行き、ハジャイなどの南部方面行き、カンチャナブリ―などの西部方面行きバスなどへのバス乗り場まであります。

そして今上記に挙げたその全てまで徒歩10分で行ける、と言うまるで箱庭の様な町がシラチャというところです。バンコクやパタヤの様に大きな街過ぎて持て余すくらいならば、シラチャのようにコンパクトに不自由なくまとまっている方が、実は生活がし易いのかもしれません。

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