海外で起こったテロまたは無差別攻撃覚書 2017年8月編

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2017年8月1日

ロシア、モスクワ

裁判所内で銃撃戦 モスクワ、3人死亡

モスクワ市郊外の裁判所で1日、強盗殺人などの罪で訴追されていた被告らが護送中の警官を襲い、応援で駆けつけた治安機関員らとの間で銃撃戦となった。治安機関員ら複数が負傷したほか、警官を襲った被告ら3人が死亡、2人が重傷を負った。インタファクス通信などが伝えた。裁判所内では5人の被告を2人の警官が護送していたが、エレベーター内で被告の1人が警官の首を絞め、銃器を強奪。もう1人の警官が助けを呼び、エレベーターを出た際に治安機関員らと銃撃戦になったという。被告らの集団はモスクワやその周辺で、自動車の運転手らを殺害して車内の金品などを盗む強盗殺人を繰り返しており、2012年から14年までの間に17人が殺害されていた。集団のメンバーはいずれも中央アジア出身者だったという。産経

2017年8月5日

フランス、パリ

仏エッフェル塔で逮捕の刃物男、「兵士殺したかった」と供述

【8月7日 AFP】フランス・パリ(Paris)の観光名所エッフェル塔(Eiffel Tower)で5日夜、観光客や治安部隊の面前で刃物を振り回し逮捕された男が、兵士を殺害したかったと供述したと、捜査に近い筋が6日、AFPに明らかにした。18歳で精神疾患歴があるこの容疑者は、エッフェル塔の警護を突破し「アラーアクバル(アラビア語で神は偉大なりの意)」と叫んだとして、その場で逮捕された。匿名を条件に取材に応じた治安筋の話では、エッフェル塔に常駐している武装兵らが男を取り囲み武器を捨てるよう命じると、男は誰一人攻撃することなくその命令に従ったという。また別の筋がAFPに語ったところによると、容疑者は「兵士1人の攻撃」を企図し、「イスラム過激派組織『イスラム国(IS)』のメンバーと接触してその人物から行動を起こすよう促された」と明かしたという。2015年11月以降、非常事態宣言が出されたままとなっているフランスでは、治安部隊に対する攻撃が後を絶たず、特に有名な観光地の警備担当者らが何度も標的になっている。(c)AFP

2017年8月12日

パキスタン、クェッタ

自爆テロで15人死亡=軍の車両標的、ISが犯行声明-パキスタン

【ニューデリー時事】アフガニスタンとの国境に近いパキスタン南西部バルチスタン州の州都クエッタで12日、爆発が起き、AFP通信によると、15人が死亡、32人が負傷した。米テロ組織監視団体SITEによれば、過激派組織「イスラム国」(IS)がバイクを使った自爆テロだったとして犯行声明を出した。パキスタン軍は声明で、爆発は軍の車両を狙ったものだったと指摘。周辺の車両が巻き添えになり、「一般市民7人も犠牲になった」と明らかにした。時事

2017年8月13日

ブルキナファソ、ワガドゥグ

ブルキナファソで武装集団がカフェ襲撃、17人死亡

【8月14日 AFP】西アフリカのブルキナファソの首都ワガドゥグ(Ouagadougou)で13日、イスラム過激派とみられる武装集団がカフェを襲撃し、政府によると17人が死亡した。現場には警察と軍が展開した。(c)AFP

2017年8月17日

スペイン、バルセロナ

バルセロナでテロ 車が群集に突進、13人死亡 銃撃戦で犯人射殺か ISが犯行声明

【ベルリン=宮下日出男】スペイン北東部バルセロナ中心部で17日午後、車両が群衆に突っ込み、カタルーニャ自治州政府によると、少なくとも13人が死亡し、約100人が負傷した。負傷者のうち15人は重傷。警察当局は関係する男2人を拘束し、テロ事件として捜査している。犯行車両を運転していた人物は逃走。当局が行方を追っているが、ロイター通信によると、警察当局は18日、バルセロナ南西のカンブリスで銃撃戦があり、テロ犯とみられる4人を殺害したと明らかにした。イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)系メディアは同日、事件について「実行者はISの戦士だ」と伝え、事実上の犯行声明を出した。内容の真偽は不明。死傷者には外国人の観光客も含まれているとみられ、ベルギー外務省によると同国籍の1人が死亡。在バルセロナ日本領事館によると、日本時間18日朝の時点で、日本人が被害にあったとの情報はないが、確認を急いでいる。事件は17日午後5時(日本時間18日午前0時)ごろ、観光客でにぎわうバルセロナ中心部のランブラス通りの歩道を、白色のワゴン車が数百メートルにわたって暴走し、次々と歩行者らをはねた。ジグザグ走行をしていたとの情報もある。警察によると、拘束された2容疑者はモロッコ人とスペイン人でテロ後、カタルーニャ自治州内の別々の町で拘束された。スペインのメディアはモロッコ人について20代のドリス・ウカビル容疑者と報道。犯行車両をレンタルしていたとされている。バルセロナは世界遺産サグラダ・ファミリア(聖家族教会)などで知られる建築家、ガウディの作品が建ち、世界中から観光客が訪れ、日本人観光客も多い。産経

2017年8月18日

スペイン、カンブリス

スペイン東部で2件目の車突入、7人負傷 警察が4人射殺

【8月18日 AFP】(更新)スペイン東部カタルーニャ(Catalonia)自治州にある海岸リゾート都市カンブリス(Cambrils)で18日未明、車が人々に突っ込み、民間人6人、警官1人が負傷した。警察は襲撃犯のうち4人を射殺した。地元政府が発表した。同州では数時間前に州都バルセロナ(Barcelona)で同様の車突入事件が起きたばかりだった。カンブリスはバルセロナの南約120キロにある。警察の銃撃でこのほかに襲撃犯1人が負傷したという。 バルセロナでは前日、繁華街で車が群衆に突っ込んで13人が死亡、約100人が負傷した。警察は、カンブリスで射殺した「テロリストたち」がバルセロナの事件と関わっている可能性もあるとみて調べている。カタルーニャ州警察はこれに先立ちツイッター(Twitter)を通じ、「テロ攻撃の可能性」があるとしてカンブリスで作戦を実施していると発表。住民らに屋内にとどまるよう呼び掛けていた。(c)AFP

2017年8月18日

フィンランド、トゥルク

通行人刺傷「容疑者は外国系の若い男」

フィンランド南西部トゥルクの中心部にある広場で通行人が刺され2人が死亡、8人が負傷した事件で、地元警察は18日夜、脚を撃たれて逮捕された容疑者が「外国系の若い男」だと明らかにした。ロイター通信が伝えた。男の国籍など詳しい身元や動機の確認を急いでいる。 警察当局は「テロ事件として捜査していないが、可能性は排除していない」としている。地元メディアは19日、警察がトゥルク郊外のアパートを家宅捜索したと報じた。 現地メディアによると、容疑者の男はナイフを振り回し、無差別に通行人を次々に刺した。男は現場で警察官に脚を撃たれ、拘束された。毎日

2017年8月19日

ロシア、スルグト

<ロシア>刃物の男、通行人切りつけ7人けが

ロシア連邦捜査委員会は19日、西シベリア・スルグトで、刃物を持った男が通行人に切りつけ、7人がけがをしたと発表した。過激派組織「イスラム国」(IS)が同日、系列ニュースサイトで犯行声明を出した。 AP通信によると、男は20代前半で当局によって射殺された。現地メディアによると、けが人のうち4人が重傷。男に精神疾患があったとの情報があり、当局はテロではないとの見方をしている。 スルグトは、モスクワの北東約2100キロにある人口約32万人の都市。毎日

2017年8月20日

シリア、ダマスカス

国際見本市に砲撃、5人死亡=シリア首都

【カイロ時事】在英のシリア人権監視団によると、首都ダマスカスで開催中の国際見本市の会場近くに20日、ロケット弾が撃ち込まれた。これまでに5人の死亡が確認され、犠牲者は増える恐れがあるという。同見本市は1954年に始まり、治安の悪化などを理由に2011年を最後に中断。内戦でアサド政権の軍事的優位が鮮明になる中で、紛争と経済制裁で荒廃した国家の再建をアピールしようと6年ぶりに再開された。ロケット弾の発射主体は不明。ダマスカス郊外東グータ地区には反体制派が拠点を置き、戦闘行為を禁じる「安全地帯」の一つとなっているものの、政権側を狙った首都への攻撃が散発している。時事

2017年8月25日

アフガニスタン、カブール

礼拝所襲撃、30人超死亡 アフガニスタン、ISが声明

アフガニスタンの首都カブール北部で25日午後1時ごろ、イスラム教シーア派の礼拝所を狙った襲撃があった。地元メディアによると、市民ら30人以上が死亡し、約80人が負傷した。過激派組織「イスラム国」(IS)支部が犯行声明を出した。内務省などによると、武装した男数人が金曜礼拝で混み合う礼拝所に侵入し、銃を撃ったり自爆したりした。男らは警察の制服を着ていたという目撃情報もある。シーア派はアフガンでは少数派で、同派を異端視するIS支部などスンニ派系の過激派組織の標的となっている。宗教施設のほか官庁や治安機関などへの攻撃も相次いでおり、治安立て直しのためにトランプ米政権は駐留米軍の追加派遣を検討している。朝日

2017年8月25日

ベルギー、ブリュッセル

兵士襲撃テロ、男を射殺=2人軽傷-ブリュッセル中心部

【8月26日 時事通信社】ベルギーの首都ブリュッセル中心部の通りで25日夜、刃物を持った男が警戒中の兵士3人に襲いかかり、2人が軽傷を負った。男は兵士に撃たれ、病院に搬送されたが死亡が確認された。検察は「テロリストの攻撃だ」との見方を示し、捜査に着手した。男は襲撃の際にイスラム教の「アラー・アクバル(神は偉大なり)」と叫んだという。報道によると、男は30歳前後のソマリア系とみられ、テロ関連では当局に把握されていなかった。現場はエミール・ジャクマン通りで、観光名所のグランプラスから徒歩で10分程度の距離。通りは一時封鎖され、警察車両が周囲を取り囲むなど騒然とした雰囲気に包まれた。当局は現時点では「単独犯の可能性が高い」との見方を示しており、ベルギー内務省の危機管理センターは「状況はコントロールされている」と冷静な対応を呼び掛けた。ベルギーでは2016年3月に地下鉄と空港で32人が犠牲となる連続テロが起きた。欧州では先週にもスペインで約140人が死傷した連続車両突入テロが起きたばかりで、ベルギー国内も厳戒態勢が敷かれていた。AFPBB

2017年8月25日

イギリス、ロンドン

バッキンガム宮殿前で刃物男 警官2人軽傷

【ロンドン矢野純一】ロンドン中心部のバッキンガム宮殿前の路上で25日午後8時半(日本時間26日午前4時半)ごろ、警官2人が刃物を持った男を取り押さえようとして軽傷を負った。 ロンドン警視庁によると、男の運転する車が宮殿前で警戒中の警察車両の近くで停車。車内に大きな刃物があったことから警官が男の身柄を拘束しようとしてもみ合いとなり、負傷した。観光客らにけがはなかった。男はなた状の大きな刃物を所持していたという情報もある。同庁は傷害容疑で20代の男を逮捕。テロとの関連は不明。 バッキンガム宮殿にはエリザベス女王が暮らすが、スコットランドに滞在中で不在だった。毎日

2017年8月25日

ミャンマー、ラカイン

ロヒンギャの武装集団が警察施設を襲撃、100人以上死亡 ミャンマー

【8月25日 AFP】(更新)ミャンマー北西部ラカイン(Rakhine)州で、イスラム系少数民族ロヒンギャ(Rohingya)の武装集団が国境地帯にある複数の治安施設を襲撃し、治安部隊員12人を含む少なくとも71人が死亡した。当局が25日、明らかにした。ミャンマー軍によると、25日未明に20か所以上の駐在所が、推定150人の戦闘員らによる銃や手製の爆弾を使った襲撃を受けたという。同軍は、現在も複数か所で戦闘が続いているとし、兵士や警察官らが共同で、ロヒンギャの戦闘員を意味する「ベンガル人のテロリスト」に対して反撃していると述べた。一方、同国の事実上の指導者であるアウン・サン・スー・チー国家顧問の執務室は、治安部隊員12人が死亡し、武装集団側でも戦闘員59人が死亡したと発表している。バングラデシュと国境を接するラカイン州では2016年10月、武装集団による国境検問所などへの襲撃が発生。軍が対応に乗り出して厳戒態勢が敷かれている。またここ数週間、同州の辺境地帯にある村々では、正体が謎に包まれたグループによる殺人が毎日のように発生。緊張が高まる中、ミャンマー軍が部隊を増派し、難民らの新たな流出を招いていた。(c)AFP