カナダのバンクーバーでのワーホリ体験記21 きっかけはスケベなオーナー

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マッサージ屋のオーナーでの飲み会での続き・・・

電話しろ!携帯に入っている女全員に電話しろ!オーナーはそう言ってききません。うわー、こいつ面倒くせーと思いましたが、もはや電話しなければ収まりそうもなかったので、仕方なく何人かの女の子に電話することにしました。

まあどうせタイ人オーナーは日本語はわからないので、連絡が着いた後も適当に話しているふりをしようと思いました。

・・・ガチャ、はーい。もしもし。どうしたの?

>あーごめんごめん。酔っぱらったオーナーがどうしても日本人の女の子に電話しろって五月蠅いから電話かけただけ。今忙しい、とか何とか適当に言っておくからー

あはは。あー、そうなんだ。大変だねー。それよりさー今度の飲み会なんだけどさー・・・

てな感じでオーナーが分からないところで別件の話をしばらくして電話を切りました。

どうだった?

>いや、今仕事中で忙しいみたい。

職場どこ?今から行こうぜ。

>(バカか)いやいやははは・・・

てな感じで諦めるかな、とも思ったのですが、オーナーはあきらめませんでした。もう一人電話してみろと言い出しました。しかし学校の友達にこれ以上変な電話するのは、後々面倒なことになりそうでした。迷った挙句、仕方なく一番最初にステイしていた時のシェアメイトの女の子に電話してみることにしました。そういえば久しぶりだし、いい機会だと思いました。

・・・ガチャ、もしもし?久しぶりー。どうしたの?

>いやごめん。酔っぱらったオーナーが・・・(以下同上)・・・

あーそうなんだ笑。大変だね。今何の仕事してるの?

>一応マッサージの仕事。とタイ料理屋。

そうなんだ。希望通りにマッサージの仕事見つかったんだ。良かったねー。

そう。彼女とはステイ先でたまに一緒にお酒を飲むことがありました。おそらく初めのステイ先で一番仲が良かった子でした。その時にお互いカナダに来た目的みたいな少し深い話をしあったことがありました。

彼女はその時のことを覚えていてくれて、我が事のように喜んでくれました。私はマッサージの仕事をするためにカナダに。そして彼女は小学校の教師の仕事をするためにカナダに。そう話し合ったことを私も思い出しました。

そっちは?どう?順調?

>うーん、まあいろいろとねー。

そっか。まあ大変だよね・・・あー、今度良かったらご飯食べに行かない?

>いいよー。いつにする?

そんな感じで気づいたらナチュラルに彼女を食事に誘っていました。そこで大体の日にちを確認し、詳細は後日ということになりました。彼女、マリちゃん、と会うのもなんだかんだで1か月ぶりだなー、なんて思いもかけない展開にテンションが上がり、そして少しドキドキしていまいました。

そしてワクテカして待っているオーナーのことは完全に忘れていました。