ネパール旅行記8 ナガルコットの木梨憲武とチビノリ

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そんな会話があった次の日の朝。もう一つのメインイベントである、朝日、がありました。皆朝日が上がる夜明け前から起きだし、ビュースポットまで来ていました。感想はというと・・・天候が悪く雲が出ていたのでよく分からないというのが正直なところでした。

しかし、同じナガルコットで知り合い意気投合した皆と一緒に朝日を眺める時間はとても貴重なものでした。太陽が完全に上がり切り、これ以上いても仕方ないね、というところまでヒマラヤを眺め続け、宿に戻り朝食となりました。

そしてそこで考えました。一応ナガルコットに来た目的は、朝日と夕日に染まったヒマラヤを見ること。その目的の半分は達成できていました。しかし朝日が見れなかったことが不完全燃焼ではありました。ふと他の人はどうするんだろう?そう思い尋ねてみることにしました。

すると二人いる日本人男性の内の一人は今日のバスでカトマンズに戻るとのことでした。もう一人はもう1泊。そして肝心の女性二人はと言えば・・・もう一泊するとのことでした。という訳で私ももう一泊することに決めました。

恋心を抱いている女性がもう一泊するので自分も延泊するってどうなんだと自分でも思いますが、これはもう仕方ありません。あーそうなんだー、実は俺ももう一泊しようと思ってました。奇遇ですね。はははー・・・みたいな白々しいことを言ってもう一泊が決定しました。

しかし結局その後は夕日の時間までこれと言ってすることなし。カトマンズに戻るという男性を見送った後は4人で何でもない事を話しながら時間をつぶしました。そして話すことがなくなると皆が皆思い思いに本を読み、また話すという時間を過ごしました。

昼食の時間となり、誰が言ったのか覚えていませんが、ノリタケレストランに行ってみよう、ということになりました。そこは誰が名付けたのかはわかりませんが、ナガルコットでほぼ唯一営業しているレストランでした。というのもそこの店主がとんねるずの木梨憲武にそっくりなためその名前が付いたようでした。そして店の名前もそのままノリタケレストランになったとのこと。

お店に入ってみてびっくり確かに店主は木梨憲武そっくりでした。そしてその傍らには店主の息子がいました。その子はその子でチビノリダーそっくりでした。というわけでナガルコットを訪れる日本人旅行者からチビノリダーと呼ばれているようで、自分でも、私の名前はチビノリダー、と言っているほどでした。

まあ料理の味はともかく、そんな思わぬ出会いに楽しい食事でした。



旅の指さし会話帳25 ネパール(ここ以外のどこかへ!)