ネパール旅行記11 ポカラに到着

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思いもかけず、ナガルコットでの夜は、2夜連続で思い出深いものとなりました。そして翌日の朝。私たちは再び朝日に照らされるヒマラヤを見るため夜明け前にビュースポットに集合しました。まるで前夜の我々の心のもやもやを払拭するようにその日は絶好の天気でした。綺麗な朝日とヒマラヤのコントラストを十分堪能することができました。

そして別れの時。日本人男性はナガルコットからまた別の町に移動するとのことでそこでお別れでした。女性二人組はカトマンズということで一緒に戻ることになりました。バスの車内で、カトマンズ行ったらどこのホテルに行くんですか?ずっとそう尋ねたかったのですが、今とは違い?純情でもあり、何よりバックパッカーに色恋沙汰はご法度と思っていた私は言い出すことができませんでした。

そしてカトマンズに到着。彼女たちも私同様タメル地区のゲストハウスに泊まる、というか予約をしているようだったので、ちょっと勇気を出して、俺もそこ泊まろうかなー、などと言いつつ付いていくことにしました。しかし、そんな私をあざ笑うかのように部屋はフル。

仕方なく彼女たちとは別れることになりました。もちろんメールアドレスと連絡先の交換はしました(当時はLINEなんて便利なものはありませんでした)。私はナガルコットに行く前に泊まっていたゲストハウスを再訪し、部屋は空いていたのでそちらに泊まりました。

まあそんなもんだよな・・・そう軽く落ち込みました。が、私は時間にもお金にも限りのある貧乏学生パッカー。くよくよしている時間はありませんでした。ネパール旅行に全力を傾けねば。次の目的地はポカラ。ここは7000m級のアンナプルナや美しいマチャプチャレが間近で見れる人気の沈没スポットです。

カトマンズには一泊だけしてその次の日に早速ポカラを目指すことにしました。ポカラへはカンティパトから朝7時発のバスでした。ポカラまでは約200㎞の距離。およそ6~7時間。ポカラへの到着予定は13時~14時になります。

ポカラへのバス移動は恐怖の連続でした。ガードレールもなにもない山を削ったような道をくねくねと走っていくのですが、窓から崖の下を見てみると明らかに落ちたバスの残骸があったりします。

タイのロットゥー(乗り合いバン)もそうですが、ジェットコースターなんかよりも安全の確保がない分はるかに恐ろしい乗り物でした。そんな道を通っていくためわずか200㎞の距離ですが6時間ほどの時間がかかってポカラへ到着しました。

ポカラには大きく分けてダムサイドレイクサイドと呼ばれるエリアがあります。簡単に言うとバスが到着した場所(当時20年前)から近いところがダムサイド。レイクサイドはそこからもう1㎞ほど湖の方に歩いて行った場所にあります。

当時でもレイクサイドにはたくさんの欧米人旅行者が沈没しており、またその旅行者をターゲットにしたお店などがあり騒がしいイメージがあったため、私はダムサイドに泊まることを決めていました。そして事前に目星をつけておいた良さげな宿に突撃。部屋も空いているとのことで即決で決めて早速疲れ切った体を癒すためシャワーを浴びることにしました。



旅の指さし会話帳25 ネパール(ここ以外のどこかへ!)

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