会社に行きたくない
ふと、会社に行きたくない、そう思うことがあるかもしれません。働いている会社がブラック企業かどうかはこの際関係ない。誰だってそう思うよな、とか、ただの甘えだよな、とか。そうやって我慢している人も多いと思います。実際頑張れる人もいます。乗り越えられる人もいる。でもそうじゃない人だっています。
初めは誰もそれが、病気だとは気が付きません。ましてや鬱だなんて気が付かない。自分ですら気づけません。初期症状は、仕事がつらい、会社を辞めたいなどと思うだけの軽度なもの。しかしそれがひどくなり重症度が増すと、助けて、死にたい、など心が悲鳴を上げ始めます。
でも日本人は我慢をしてしまうことが多い。そして次第に、朝起きれなくなる、会社に行く準備をすると気分が悪くなる、家や通勤途中で吐いてしまう、などなど体に深刻な症状が出てきてしまいます。
まずは仮病
そう少しでも思いあたるところがあるのなら、これはまずいと思いましょう。そして体調を崩す前に、手遅れになる前に、まずは仮病でも使って休んでしまおう。一日くらい休んだって大丈夫。何の問題もありません。
でも休んだら次の日がもっと辛くなるから、そう思う人もいるかもしれません。でもそんなものは自分が考えすぎているだけで周りの人はそんなに貴方のことを見ていません。貴方一人いなくなっても会社なんて何とかなる。良い意味でも悪い意味でも。
1日休んだあとそれでも治らない場合は?
一日ゆっくり休んでも症状が軽減しない人は、次は気軽に心療内科に行きましょう。そして専門の人に相談しよう。それだけで簡単に解決することかもしれません。しかし心療内科のイメージはやはり日本ではあまりよくないかもしれません。
最初の関門は高いかもしれません。でも意外に怖いところではありません。私自身大学で心理学を専攻していたことがあるせいか、よくカウンセリングルームに出入りしていました。経験上分かりますが、意外に居心地よくできています。
ただ行ってもすぐに見てもらえないかもしれません。早め早めに決断しましょう。病院行く時間なんてないと思っているなら無理矢理作りましょう。その後にゆっくりと今の会社が仕事が自分に合っているか考えましょう。
周囲の意見なんて気にするな
働ける会社があるだけでも有り難いと思えとか、甘えるなとか、今の会社でダメなら他の会社もダメとか、ひょっとしたら、そう周りに心無い言葉を言われるかもしれません。でもそんなものは全部無視しましょう。会社や同僚の言い分なんて無視しよう。
そしてどうしてもだめなら。会社なんて辞めてしまいましょう。辞めることは決して逃げじゃない。ただの軌道修正です。戦略的な撤退です。辞めることに、後ろめたさや敗北感を感じる必要なんてありません。まずは自分のことだけ考えましょう。体を壊してまで、働く必要なんてありません。自分の人生を台無しにするほど会社や仕事に価値なんてない。
仕事≠人生
仕事を辞めることなんて一世一代の決断でも何でもありません。逆に気持ちを切り替えて無職最高!くらいの気持ちになりましょう。そしてしばらくは失業保険で生活し、ゆっくり休んだらゆっくりと転職活動をしましょう。
皆が皆、決して仕事が好きなわけじゃありません。それは仕事できる、できないは関係ない。絶対的に上司や同僚、会社との相性や、そもそもの向き・不向きがあります。我慢して我慢して、いきなり限界を迎えてしまう前に。
本当に辛いのならさくっと一時の恥を捨て、助けて と実際に声に出してみましょう。それだけで状況が一変したりします。世間体を気にする会社が動かざるを得なくなります。人生を台無しにする前に、まずは自分のことだけ考えて行動しましょう。