ネパール旅行記13 ポカラでの再会は最高に嬉しいサプライズ

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今までにも何度か海外で旅行中に知り合った友人と待ち合わせをしたり、偶然海外の町で出くわしたりするなんてことがありました。

例えばヨーロッパ旅行中には、トルコで別れた友人とチェコのカレル橋で待ち合わせしたり、チェコのプラハで別れた友人とスペインのマドリードのマヨール広場で待ち合わせしたり、モロッコのタンジェで同じバスに乗った旅行者とポルトガルのリスボンの町で偶然出くわしたり・・・

そのどれもテンションが上がる嬉しい一瞬なのですが、正直このポカラでの彼女との再会がわが人生で一番嬉しいサプライズでした。しかしポカラの宿で彼女と運命的?な再会をしたのはいいのですが、私にはネパールを離れる時間が迫っていました。そう私は大学の休みの間のみという期限付き旅行者。悲しいかな翌日の朝にはポカラを離れなくてはいけませんでした。

限られた時間は少ない。ということで彼女たちが荷物をほどきシャワーを浴び着替えをすませるのを待って、一緒にポカラの町を散策することにしました。訪れた場所はデイビスフォールという滝。嘘か本当かデイビスさんが落ちたからこの名前になったとかなんとか本に書いてありました。

まあとにかく場所なんてどこでも良く関係ありませんでした。彼女ともう一度一緒にいられる、ただそれだけで良かったです。ただ何もない道を歩くだけでも楽しい時間でした。そして夕日の時間。私たち以外の宿泊客も、皆して屋上に上がりピンク色に染まるヒマラヤを見惚れていました。

そして彼女と過ごす最後の夜。・・・といっても別に二人で過ごしたわけではないのですが、心境的には最後の夜でした。日本食屋よりもネパール料理がいいなー、なんて私の意見が採用されて適当に近くのローカル食堂に入りました。

そこで久しぶり(実際は3日ぶりだけど)の宴となりました。このとき何を話したのか正直まったく覚えていません。というのもネパールの地酒トゥンバでしたたかに酔ってしまったため記憶があいまいになっています。

そして翌日の朝。皆夜明け前から屋上に上り朝日に輝くヒマラヤを望みました。いつも通りオーナーの作ってくれた熱いチャイを飲みながら。そして再び別れの時。ポカラからカトマンズ行きのバスは朝に出る便でした。彼女ともう一人の女性。そして何やかんや仲良くなったほかの旅行者。そして3日間お世話になったオーナー夫妻とその息子。そんな皆に見送られながら私はポカラを後にしました。

ただ一つ悔やまれるのは、当時の私が格好いいと思ってやった、振り向かずに手を振る、というあの仕草。あれ、はたから見たら相当ダサいぞと今思い出すと赤面してしまいます。もし過去に戻れるならあれだけはやらないように昔の私に忠告したいです。

カトマンズに着いたあとはもうバタバタでした。そういえばまだお土産買っていませんでした。当時の私はまだ海外に行くと両親と両おじいちゃんおばあちゃんにお土産を買っていた孝行息子孫でした。

必要な買い物をして軽くご飯を食べただけでネパール最後の夜を迎えました。しかしそんなことより私の心はポカラに置きっぱなしになっていました。そうして後ろ髪引かれる思いでネパールを後にしました。



旅の指さし会話帳25 ネパール(ここ以外のどこかへ!)

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